14部分:第二幕その七
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何だというのだ」
彼は騎士を指差して言っていたのだった。
「また何だというのだ」
「忌まわしき黒魔術の罪で。私の名誉を奪った裁判においてそれを使ったことを」
「!?また何を言うのだ」
「だからいい加減に消え去れというのだ」
「卿は最早」
「では聞きましょう」
また詰め寄ろうとする彼等を前にしてまた告げた。
「この騎士殿の御名前は」
「むっ!?」
「素性は。天下の前で聞きましょう」
「そういえば我々はまだ」
「先程の伯爵夫人の言葉もそうだが」
「知らないぞ」
「うむ」
そのことを言い合うのだった。
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