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ローエングリン
12部分:第二幕その五
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これより幸の道を歩まれよ」
「神よ、姫を導かれよ」
「姫の歩みを御護り下さい」
 その言葉に誘われるかのようにエルザが姿を表わした。純白の絹のドレスとヴェールに飾られその顔は美しく化粧が為されている。
「この天使の如き姫に対して」
「清らかな情熱に燃える姫に」
「今幸福を」
 こうしてエルザが姿を現わした。その横にはオルトルートがいる。ヴェールを深く被っているので顔は見えない。皆不審な漆黒の女がエルザの隣にいるそれを不審に思ったがあえて声には出さなかった。しかしエルザが場に着いたところでこの漆黒の女は不意にエルザから離れこう彼女に言うのだった。

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