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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)
後悔だけは…
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綺麗に、尚且つ敬意を込めて、僕は全力で謝った

ほんの少しの間があった…だが

「………少しはまともになったのか…良い、気にしない」

この言葉、場面、僕は絶対に忘れないだろう

「それで…事情を聴きたいんだが…」

怪我人はアースラで治療しよう。そう言おうとしたとき

「悪いがさっさと帰って治療しなきゃならんのでな」

信用されていないわけではないと信じたい…

「あぁ…分かった」

僕はすぐに了承してしまった

本当はいけないことだ、だけどそうしなくてはいけない、そんな気がしたんだ

それに事情は彼女達に聴けばいい

「…ではな」

一言言い残し、彼は転移して行った

「彼は一体…」

彼の名前を聞くのを忘れてしまった事を悔いる…

『クロノ』

母さんからの念話に我に返り、職務を思い出した

『了解してます』

僕は彼女達に向き直る

「すまないがアースラまで御同行願えるか?詳しい事情を聴きたいんだ」

なるべく刺激しないようにオブラートにきいた

「えっと……ユーノ君」

「僕は良いと思う。それに報告を出したのは僕なんだし」

「君達は?」

「私も行きます。母さんのこともあるし…アルフは母さんたちに伝えてきてくれる?」

「OK、んじゃ、行ってくるよ」

アルフと言う使い魔は転移していった…信用出来そうだ…

彼に会ってから心にゆとりができた。改めて謝れて良かったと思う

「それでは付いてきてくれ」

「「「はい」」」

こうして僕達はアースラへ転送された





アースラ

「それでは僕についてきてくれ」

クロノはそう言って先導しようとしたが

「ああ、バリアジャケットは解除してくれてかまわない」

「え、あ、はい」

「わかりました」

なのは、フェイトはデバイスを待機状態に戻した

「君も元の姿に戻るといい」

「ああ、そうですね…それじゃ」

ユーノはそういうと光をまとい、収まるころには人の姿になっていた

「え?ふぇ?ふえぇぇぇぇぇ!?」

「どうしたの?なのは?」

「ユーノ君って人間だったの!?」

「あれ?この姿で会うのは2回目…あれ?」

「最初からフェレットだったよ!」

「そうだったかな?」

「そうだよ!」

「あー、君たちの間で見解の相違があるかは知らないが…艦長が待ってるんだ、ついてきてくれないか?」

「「すみません…」」

「・・・・・・・・」

そんなやり取りの中、フェイトは何か考え事をしていたが、誰も気づいてはいなかった




「艦長、連れてきました」

「ええ、ありがとう
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