魔法先生ネギま!
0351話
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頂きました! 30分後より早速試合を開始させて貰います」
朝倉のその挨拶と同時に、ルールの説明が行われる。
15m×15mの試合会場で行われる15分の1ラウンド制。ダウン10秒、リングアウト10秒、気絶、ギブアップで負けとなり、時間内に勝負が付かなかった場合は観客によるメール投票で勝負の行方が決まるらしい。
その後は細かい質問等をしながら時間が過ぎていき、早速第一試合開始の時間になった。
一回戦は小太郎VS佐倉愛衣。
「へへっ、見てろやアクセル。きちんと勝ってくるからな」
「それはいいが、お前の相手は女だぞ? 確かお前は女に対して攻撃出来ないんじゃなかったか?」
「うっ、それは確かにそうやけど、そんなんは工夫次第でどうにもでなるわ!」
そう言い捨て、試合会場へと進んでいく小太郎。その小太郎に向かい合う佐倉。試合が開始され、アーティファクトと思しき箒を取り出すが……瞬動で懐に入られて当たらないような一撃の風圧か何かで場外へと吹き飛ばされ、そのまま溺れてリングアウトとなってしまった。
「……おい?」
俺の横で2人の試合を見ていたグッドマンに思わず声を掛ける。
「……」
だが、試合の成り行きに呆然としたグッドマンは反応が無いままだった。
まぁ、自慢の妹分がああもあっさりとやられちゃしょうがないと言えばしょうがないのか?
『第2試合、クウネル・サンダース選手と大豪院ポチ選手です』
そんな俺達に関係なく試合は続いていく。今度の選手は昨日のバトルロイヤルに出ていた奴等と同レベルか、あるいはちょっと強い感じの男とフードを被った男の戦いだ。
……なんだ? あのフードの男、何かこう、妙に気に掛かる。
何となく雰囲気が戦慣れしているような気がする。そういう意味ではある種高畑に通じている所があるような……
そんな俺の予想はそれ程外れではなかったらしく、試合開始直後は大豪院とかいう男が一方的に攻撃をしていたのだがクウネル・サンダースとかいう巫山戯た名前の男はその全てを紙一重で回避し、カウンター気味に入れた一発で出された掌底が決まりそのままK.O.勝ちとなった。
『第3試合、アクセル・アルマー選手と長瀬楓選手です』
さて、俺の出番か。
「グッドマン、悪いが呼ばれてるから行くぞ。早く我に返れよ」
聞こえていないとは思うが一応念の為にそう声を掛け、試合会場へと進み出てバーテンダーが着ているようなスーツ姿の長瀬と向かい合う。
「アクセル坊主、以前は一度手合わせをお願いしたいとは思っていたのでござるが……」
「良かったな、望みが叶って」
「いや。正直、修学旅行の件ですっかりその気はなくなったのだが……ただ、諦めた途端に手合わせ出来る機会が来るとは思わなかったで
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