第2章
戦闘校舎のフェニックス
第33話 早朝特訓とブロンドのホームステイ
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ッセーが部長に言われた事を口にしていた。
「堕天使との戦いで分かったの。貴方はもっと基礎体力を向上させる必要があるの」
「は、はあ」
「確かにお前の赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)は元の能力が高いほど倍加した時の力の上昇が高いからな。分かりやすく言えば元の力が一の場合二回の倍加で四につまり二十秒掛かるのになるのに対して、元の力が二なら一回で四につまり十秒、強化に掛かる時間が半分で済む訳だ」
「なるほど」
「明日夏の言う通り、貴方の基礎が高ければ高いほど貴方の神器(セイクリッド・ギア)の力が生きるの。そう言う訳で朝五時前に迎えに行くから」
「分かりました」
何て事があった。
時間を見ると四時半前であった。
「イッセーにか?」
「…う、うん…」
顔を赤くしてうつむいた。
「んじゃ、俺もイッセーに付き合うか」
もともと走り込みに行く予定だったしな。
外に出るとジャージ姿の部長が居た。
「あら、早いのね」
「まあ、何時もよりも早く目覚めてしまったのでイッセーに付き合おうかと」
「千秋は別の理由そうね」
「………」
千秋がまた顔を赤くしてうつむいた。
数分後、イッセーが慌てて家から出てきた。
チャリン。チャリン。
「ほら、だらしなく走らないの」
「は、はい…ハーレム王に俺はなる…」
走っているイッセーに自転車に乗った部長が気合いを入れていた。
何か体育会系だな。
「ハァ。ハァ。…悪魔って意外に体育会系…」
イッセーも思ってたらしい。
「ぼやかないの。明日夏と千秋は普通に走っているわよ」
それはまあ、昔から鍛えてますから。
ちなみに俺と千秋もイッセーに付き合って走っている。
千秋が用意した物は自転車のカゴの中に入れてもらっている。
「私の下僕が弱い何て許されないわ」
「…が、頑張ります…」
「…イッセー兄、ファイト」
「…お、おう…」
千秋、応援はいいが、バック走やりながらは精神的にダメージを与えてると思うぞ。
俺達は公園に着いたら今度は筋トレをやっていた。
今、イッセーは部長が背中に座っている状態で腕立て伏せをやっていた。
ちなみに俺は片腕立て伏せだ。
背中では千秋が逆立ち片腕立て伏せをやっている。
パン。
「ぐあっ!?」
「何だ?」
「?」
「邪念が入っているわ。腰の動きがイヤらしいわよ」
どうやらイッセーの奴が部長の尻の感触とかで反応したみたいだな。
「………」
心なしか千秋に力を入れられて押されてるような気がする。
てか、押してるな確実に…。
俺に八つ当たりするのはやめてくれないか。
「そろそろ来る頃なんだけど」
『?』
誰か来るのか?
「すみませーん」
この声は…。
「イッセーさん、部長さん遅れてしまって本当に…ヒャ
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