魔法先生ネギま!
0350話
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さすがに瞬動とかそういうのは使ってないが、ノーマルの速度でもこの程度の有象無象をどうにかするのはそう難しい話ではない。
「さて、取りあえずはこの予選を突破するとしようか」
そう呟き、周囲の参加者達が俺を警戒する中で次の獲物を探して周囲を見回すのだった。
「ま、結局こんなものか」
予選が始まってから約10分。Hブロックのバトルロイヤルが行われた試合会場の上に立っているのは俺だけだった。
「う……」
いや、訂正。俺ともう1人がギリギリだが立っていた。外見的には麻帆良祭だけありコスプレっぽい格好をしている男だ。さっさと予選を終わらせるべく地を蹴り、男の背後へと回り込み……
『Hブロック、そこまで! Hブロックからの予選突破は3人目の子供出場者アクセル・アルマー選手と山下慶一選手です!』
「……む?」
首筋へと手刀を叩き付ける寸前で朝倉の声が聞こえてきた。
そう言えば予選から勝ち残るのは各ブロック2名までだった。
「運が良かったな」
山下とかいう男の背を軽く叩き、試合会場から降りていく。そんな俺を呆然とした目で眺める山下の視線が背に突き刺さっていたがスルーしておく。
本殿の前に予選を突破した16名が集まっている。当然俺もだが、どうにも見覚えのある人物が数多く揃っていた。
「やっぱりアクセルも予選は突破かぁ。まぁ、当然と言えば当然やけどな」
俺の姿を確認した小太郎がそう言いながら近付いてくる。
「そっちも危なげなく突破したらしいな」
「へへっ、予選なんかは楽勝や。問題は本戦やな。色々と強そうな奴等が揃うとるし」
『皆様、予選突破おめでとうございます。本戦出場選手16名が決定しました。本戦は明朝午前8時より龍宮神社特別会場にて行われます! では大会委員会の厳正な抽選の結果決定したトーナメント表を発表します』
小太郎と話していると、本殿の奥から現れた朝倉がそう言いながらトーナメント表を突破する。
「へぇ……」
そこに表示されているのはなかなかに興味深いものだった。
第1回戦
佐倉愛衣VS犬上小太郎
第2回戦
大豪院ポチVSクウネル・サンダース
第3回戦
長瀬楓VSアクセル・アルマー
第4回戦
田中VS高音・D・グッドマン
第5回戦
龍宮真名VS古菲
第6回戦
ネギ・スプリングフィールドVSタカミチ・T・高畑
第7回戦
神楽坂明日菜VS桜咲刹那
第8回戦
エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルVS山下慶一
となっている。
「おや、拙者の相手はアクセル坊主でござるか。よろしく頼むでござるよ」
俺の近くでトーナメント表を見ていた長
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