第4話 跳べ、ダイバンチョウ!炸裂、東京タワーキック!
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お気に召しましたかな?】
【けっ、てめぇらしい卑怯臭い攻撃だぜ!】
【おやおや、威勢の良い事で。ですが、状況が好転する事など有りませんよぉ】
今度は連続でリフレクトビームを放ってきた。無数のビームが周囲を反転しながらダイバンチョウを貫通し続けていく。次第にダイバンチョウの体が穴だらけになってしまった。そして、そのまま力なく倒れてしまったのであった。
【ぐ、ぐぅぅぅぅ……】
【弱い弱い、こんな奴に今まで苦汁を舐められていたとは。嫌々想像し難い事ですねぇ】
全身ズタボロにされたダイバンチョウに向い、リフレクト星人がゆっくりと迫ってくる。
最早ダイバンチョウは立てる力すらなくしている。首を取るなら今がチャンスなのだ。そうして、ダイバンチョウを倒せば晴れてリフレクト星人はゴクアク組の幹部へなれる事間違い無しだ。
【待ちやがれぇぇぇい!!】
リフレクト星人の野望を阻むかの様な怒号が響き渡った。かと思うと地面が突如揺れだし、二人の間で地面が盛り上がったではないか。
【何だ?】
思わず引き下がるリフレクト星人の目の前で、盛り上がった地面が破裂し、中からドリル番長が姿を現したのだ。
【ダチを殺らせる訳にゃいかねぇぜ!】
【誰かと思えばこれまた下品な輩ですねぇ。丁度いい。纏めて始末して差し上げましょう】
【出来るもんならやってみやがれ! ドリルミキサァァァ!】
ドリル番長の両肩のドリルが高速回転し、猛烈な突風を放った。ドリル番長必殺のドリルミキサーである。この突風に巻き込まれたが最後、体中がズタズタに引き裂かれてしまう程なのだ。
だが、それもまたダイバンチョウの時と同じように放った突風がそのままドリル番長に帰って来たのだ。
【ぐおぉっ!】
自分自身の必殺技を諸に食らってしまいその威力を表すかの様に吹き飛ばされてしまった。
そして、その光景をさも面白おかしそうに眺めて笑うリフレクト星人。
【ふふふ、飛んで火に入る夏の虫とはこの事ですねぇ。貴方達二人を此処で倒せば私の名前は正に天井知らずな位に上がるでしょうねぇ】
下卑た笑みを浮かべるリフレクト星人。それに対し、折角助けに来てくれたドリル番長も自分の必殺武器を諸に食らってしまいまともに立てない状態となってしまっていた。
【な、舐めるんじゃねぇぞゴラァ! 此処で負けたら喧嘩最強の名前を降ろさにゃならねぇんだ! 死んだ爺ちゃんから引き継いだこの名を俺の代で降ろす訳には行かねぇんだよ!】
傷だらけになりながらもダイバンチョウは立ち上がる。しかし、その体は先の自分の攻撃のダメージに加えてリフレクト星人の放ったリフレクトビームのダメージも重なりかなりズタボロの状態となってしまっていた。
最早立っているだけでもやっとの状態である。
【元気が良いのは結構ですが、既に勝負
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