第4話 跳べ、ダイバンチョウ!炸裂、東京タワーキック!
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間、またしてもロケットゲタがメンチビームの時と同じように180度反転し、またしてもダイバンチョウの身に帰って来たのだ。
【うがっ! またかよぉ!】
今度は放ったゲタがダイバンチョウの身に帰って来た。直撃を受け、吹き飛ばされてしまうダイバンチョウ。
明らかにおかしい。この敵はダイバンチョウの攻撃が一切通用しないのだ。
しかも、ただ効かないのではなく、放った攻撃が反転してこちらに返って来ると言うのだ。どうやら遠距離武器ではダメージを与えられないようだ。
【だったら拳でどうだぁ!】
遠距離が駄目でも近距離がある。ダイバンチョウは立ち上がり硬く握り締めた拳をリフレクト星人目掛けて放った。
しかし、今度は殴った際の反動が全身に行き渡り、そのまま吹き飛んでしまったのだ。
近距離の場合放った攻撃とほぼ同等の衝撃が自分に返って来るようだ。
生半可な攻撃では奴を倒す事は不可能なようだ。ならば必殺武器で倒すだけである。
【一意専心、木刀ブレード!】
ダイバンチョウの背中から木刀と似た姿をした剣が現れる。ダイバンチョウの必殺武器である木刀ブレードである。
【一撃入魂……ダイバンチョウの超必殺技を受けて見やがれ!】
ダイバンチョウの目と共に木刀ブレードの刀身に炎が駆け巡る。ダイバンチョウの熱い男魂が刀身に宿り、炎が巻き起こっているのだ。
その木刀ブレードを両手に持ち、大地を駆ける。
地響きを立てながらリフレクト星人目掛けて全力で走るのだ。
【超必殺! 男の修正脳天叩き割りぃぃぃ!】
怒号と共に渾身の一撃が振り下ろされた。
吹き飛んだのはダイバンチョウであった。放ったのが超必殺技だったが為に吹き飛んだ距離はかなりであった。
目測でだが数十メートルは跳んだと見える。
【ば、馬鹿な……ダイバンチョウの超必殺技が……通用しないってのかぁ!?】
【ハッハッハッ! どうですか? この私には貴方の攻撃は一切通用しませんよぉ! 貴方が攻撃をする度に貴方自身がダメージを受けてしまう。貴方にこの私を倒す手立ては無いに等しいのですよ!】
両手を広げて天を仰ぐかの様にリフレクト星人は勝ち誇った声を挙げる。
そんなリフレクト星人を前にダイバンチョウは悔しそうな顔をしている。
【さて、今度はこちらの攻撃を受けて貰いますよぉ!】
リフレクト星人の体から自身の鉱石を精製して作られた高出力のビームが発せられた。
リフレクトビームはダイバンチョウの装甲を貫通し背後のビルへと突き抜けていく。
すると、そのビルの窓に当たり反射したリフレクトビームが再度ダイバンチョウの装甲を貫通して行ったのだ。
これによりたった一発のビームで二度ダメージを受けてしまったのだ。
【どうですか? 私の体組織を用いて作られたリフレクトビームの味は?
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