第4話 跳べ、ダイバンチョウ!炸裂、東京タワーキック!
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ョウ!炸裂、東京タワーキック!
番町に突如舞い降りたリフレクト星人はそのまま町を蹂躙する為に暴れ始めた。
両手から放つリフレクトビームはあらゆる物体を貫通し、更に反射して不規則な方向へと跳び破壊を広げていく恐ろしい武器なのだ。
更に、リフレクト星人特有の体組織のせいで自衛隊の武器が全く効き目がない。
【ハハハッ、どうしたダイバンチョウとやら。早く出て来て私と勝負しろ! それともこの私に臆して出て来れないと言うのかぁ?】
ダイバンチョウを呼び寄せる為に盛大な啖呵を切る。これを聞かされて黙っていては男が廃ると言うもの。
【待て待て待てぇぇぇい! 黙って聞いてりゃ好き放題抜かしやがってぇ!】
【ふっ、来たか】
見れば、逃げ惑う人々とは対照的にこちらに迫る一台の軽トラが見受けられた。
その軽トラが男チェンジを行い、バンチョウへと変形を果たす。
【番町の番長のバンチョウ! 只今参上! この町で好き勝手させやしねぇぜ!】
【これはこれは、始めましてバンチョウ様、私はゴクアク組未来の片腕となるリフレクト星人です。以降お見知りおきを】
丁寧な挨拶をしつつ一礼をするリフレクト星人。そんなリフレクト星人に今までにはない強敵臭を番は感じ取った。
【早速ですが、早くダイバンチョウになって頂けませんか? 私が倒したいのはダイバンチョウだけなのですから】
【あんだとぉ! 上等じゃねぇか、そんなにお望みならなってやろうじゃねぇか! 来い、番トラ!!】
番が祖父のデコトラこと番トラを呼ぶ。それに呼応し、後方から喧嘩最強と文字の書かれたデコトラがやってくる。
【根性合体!!】
バンチョウと番トラが合体し、勇者番長ダイバンチョウへと姿を果たす。
【ダイ・バン・チョォォォウ! お望み通りやってきたぜぃ!】
【ふむ、それがダイバンチョウですか。予想していた通り醜い姿ですねぇ。見ていて薄気味悪いったらありませんよ】
【けっ、いけ好かない野郎だぜ! そんなてめぇにゃまずはこれでどうだ!】
ダイバンチョウの両目が輝く。必殺のメンチビームを放ったのだ。しかし、それがリフレクト星人の体に当たった途端、180度反転してダイバンチョウに帰って来たのだ。
【ぐおっ!】
予想外の攻撃に動揺する番。攻撃した筈なのに何故か自分に攻撃が当たった事に驚く。
【何だ? 俺の攻撃が俺に返って来た?】
【どうしました? 私を倒すのではないのですか?】
【くそっ! だったらこれでどうだ!】
立ち上がり、力一杯脚を蹴り上げ、履いていたゲタを放った。ゲタの後部にあるロケット噴射口からロケット噴射し、猛スピードでリフレクト星人へと向かって行った。前回初めて使用したロケットゲタである。
しかし、そのロケットゲタもまたリフレクト星人に当たった瞬
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