第1章
旧校舎のディアボロス
第32話 帰ろう
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アーシアがいた。
なんか、目元をウルウルさせているし。
「……そうですよね。リアスさん…いえ、リアス部長はお綺麗ですから、そ、それはイッセーさんも好きになってしまいますよね……ダメダメ!こんな事を思ってはいけません!ああ、主よ、私の罪深い心をお許し…あうっ!?」
「ど、どうした?」
「……急に頭痛が……」
「そりゃ、悪魔が神に祈ればダメージを受けるだろ」
「あ、明日夏」
いつの間にか明日夏がいた。
後ろには千秋もいたが、なんか頬を膨らませていた。
「そうでした。私、悪魔になっちゃったんでした……」
「後悔してる?」
部長がアーシアに訊く。
「いいえ。ありがとうございます。どんな形でも、こうしてイッセーさんと一緒に居られる事が幸せですから」
な、なんか照れるな。
「それより、その格好は?」
アーシアはここ駒王学園の制服を着ていた。
「……似合いますか?」
「じゃあ、アーシアはこの学園に!」
「私の父はこの学園の経営に関わっているし、このくらいなんて事ないわ」
「……知らなかった」
ガチャ。
扉が開けられ、木場と小猫ちゃんが入って来た。
「おはよう、イッセー君」
「……おはようございます、イッセー先輩」
あれから二人からはイッセーと呼ばれるようになっていた。
「あらあら、皆さんお揃いね。さあ、新人さんの歓迎会をですわよ」
朱乃さんが大きなホールケーキを持って現れた。
この後、アーシアの歓迎会が開かれた。
そして部長が作ったというケーキがとてつもなく美味かった。
ちなみに明日夏は自分が作るケーキより美味いと少し落ち込んでいた。
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