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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第29話 高町家での日常
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ね、レイの様子も気になりますし、バルトさんも今は居るはずですしね」
「あれ?バルトさん帰ってきてるの?」
「ええ、さっきこっちに来たんですけど道場の話をしたらそっちに行くって………」
「何分位前?」
「20分位ですかね」
「ああ、洗い物してた時だ………だけど早いな………ボロ負けだったんだね」
「何がですか?」
「パチンコ」
「ああ………男の人って好きですよね………レイもこの前ライと行って自分の財布スッカラカンにして帰ってきましたよ………ライは儲かってましたけど」
「ああ………何かライちゃんそういう運強そうだもんね………」

そんな会話をしながら道場へ向かう2人。

「あれ?零治君じゃなくてバルトさんがお父さんと戦うみたい」
「レイは終わったみたいですね」
「あっ、なのはお姉ちゃん、星お姉ちゃん!!」

そんな道場内で2人を呼ぶ声があった。

「ヴィヴィオちゃん、ずっとここに………ってどうしたのそのお菓子袋?」
「あっ………こ、こ、これはね、ヴィヴィオが買ってきたんじゃなくてバルトが………」
「パチンコの景品だね。だけどヴィヴィオちゃん、もう夕飯になるからスナック菓子やチョコは駄目だよ。グミなら許す」
「は〜い………」

そんななのはの注意に素直に聞くヴィヴィオ。
食べかけのチョコをしっかり包装し、袋にしまった。

(はやてになのはの様子を見てきてとメールが着てましたけど、これじゃあ母と娘ですね………何か羨ましいです。私もレイとの子供が出来たらこんな風にしっかり母親が出来るでしょうか………?)

「あっ、星ちゃん始まるみたいだよ」
「えっ、あっはい」
「バルト頑張れー!!」

そんなこんなでバルトの知らぬ内に見物客が増えたのだった………














「では行くよ!!」

零治の合図と共にその場から姿を消した士郎。

「なっ!?ちぃ!!」

一瞬驚いたバルトだが、咄嗟に左に構えた木刀に衝撃が生じた。

「無意識に反応したね。………予想以上に戦い慣れている………」
「あまり俺を舐めるなよ………」
「そうだね、ならば更にギアをあげるよ!!」

そう言った瞬間右脇腹に鋭い痛みが走った。

「ぐっ………!!」
「まだまだ!!」

その光景はまさに弱い者いじめをしているような光景だった。
逃げられない相手に斬撃を浴び続ける。

「うわぁ………初めの頃の俺と同じだ………」

スピードについて行けず、持っていた木刀は全く機能していなかった。

(流石に歳なのかそれほどダメージはねえ………だが、これが刀だったら速攻で殺されてるな俺………しかし予想以上の速さだな………フェイトの本気といい勝負かもしれねえ………)

攻撃
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