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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第29話 高町家での日常
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ゃん!!小さいときに変化球投げると肘に負担が………ってちょっと落ちた!?」
「ほう、やるなヴィヴィオ………」
ベンチに座りながら見ていたバルトが感心しながら呟いた、
高町家近くの公園。
全くのノープランだったバルト達は取り敢えずヴィヴィオ希望の遊園地は明日にし、今日は公園で遊ぶことにしたのだった。
「じゃあ次はカーブね!!」
「ヴィヴィオちゃん話聞いてた!?」
次々と変化球を繰り出そうとするヴィヴィオ。なのはの言う通り小さい頃から変化球を投げると体が出来ていない子にとっては大きな負担となる。
なので小学生、ましてや硬球など扱うリトルリーグでは高学年でないと変化球を投げさせないチームもある。
「まあまあ普通のボールじゃ無く、柔らかいボールなんだから問題ないだろ。それに別にプロの選手になるわけじゃねえんだ、そんな細かい事気にしなくていいだろ」
「流石バルト、分かってる〜!」
「あれ?私が悪いの………?」
まさか心配して言ったのに自分が悪いように言われて戸惑うなのは。
「だが、なのはもヴィヴィオの事を思っての事だからな」
「分かってるよ〜なのはお姉ちゃん、優しいの知ってるし!!それよりバルトもタバコ吸ってないでやろうよ〜!!私ピッチャーでなのはお姉ちゃんがキャッチャー、そんでもってバルトがバッターね」
「そうですよ、ほら、ご近所のおばさん達も睨んでますよ………」
なのはの言う通り同じく公園へ遊びに来ていたご近所のおばさん達がバルトを見てヒソヒソと話をしていた。
当然陰口なのだが、特に気にせずバルトはベンチに座りながらタバコを吸っていた。
「おし、良いだろう。だが打たれても泣きわめくなよ」
「泣かないもん!!なのはお姉ちゃん、サイン確認しよう!!」
「ほ、本格的だね………」
後ほど、ヴィヴィオとの三打席勝負が始まったのだが、初球のヴィヴィオのカーブを手加減無しにかっ飛ばしたバルトのせいで、ボール探しに時間を費やす結果となってしまった………
「あははははは!!で、そのままずっとボール探してたんだ!」
「そうだよ!!バルトったら手加減せずに本気で打つんだもん!!」
「だったらお前は手加減されて満足したのか?」
「しない!!」
「だったらどうすれば良かったんだよ俺は………」
そんな会話をしながら昼食の蕎麦を啜る。
「それにしても忙しいのに呑気に飯食ってて良いのか?」
そう言って一緒に蕎麦を啜る美由希に話しかける。
「私は昼休み。順番に取らないとお店回せないからね」
「しかし従業員少ねえよな?雇わないのか?」
「昔は私の友達やお兄ちゃんの同じクラスの子とかいたんだけどね………まあ午後からは星ちゃんも来てくれるし、
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