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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第29話 高町家での日常
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「イメージトレーニングだね」
「うん、バルトさんって滅多に自主練をしないけどやっぱりこういった訓練はしてたんだね………」

目を瞑りながら想定した相手と戦うバルトに感心しながらなのはが呟いた。

「だけどあの斧ってヴォルフバイルじゃ無いよね………バルトさん、確か自分のデバイス持っていないって言ってたような………」

そんな事を呟いているとバルトの動きがピタッと止まる。

「ふう………やはりこの斧が一番………ってなのはとその姉!?」
「おはようございますバルトさん」
「おはようございます。後私の事は美由希で良いですよ」

そんな清々しい挨拶とは違い、バルトは慌てていた。

「何でお前らがここにいるんだよ!?」
「何でって私、お姉ちゃんの日課のランニングに付き合ってただけですよ」
「それで終わってからストレッチしようと道場へ来たらバルトさんがいたので邪魔にならないように見ていました」
「ちっ、見せもんじゃねえのによ………」

舌打ちをしながらそっぽを向くバルト。
バルバドスを待機状態に戻した。

「あっ、何で戻すんですか!?」
「これは軽々しく人に見せられない物だからな」
「綺麗な斧だったのに………せめてもっと見せてくれても………」
「見せ物じゃねえよ。それに早く目が覚めたから暇つぶしに少しやっただけだしな」

そう言ってなのは達の横を通り過ぎるバルト。

「バルトさん?何処へ行くんです?」
「タバコ吸ってる。体も冷えるだろうしストレッチしてさっさとシャワー浴びに行きな」

そう言って道場の横に側に備わっている扉を開け、そこある階段に腰を下ろしタバコを吸い始めた。

「バルトさん、1つ聞いて良いですか?」

そんなバルトにちょこちょことついて行き、隣に座ったなのは。
そのままバルトに質問してきた。

「何だ?」
「さっきの銀色の斧、名前何て言うんですか?」
「………」

そう聞くと黙り込むバルト。

「………あの、聞いちゃいけませんでした………?」
「悪いな、お前にもこれは話せない」
「そうですが………」

本当に悲しそうに俯くなのは。

「あのなぁ………別にお前が嫌いだから教えねえって訳じゃねえんだからそんな悲しそうな顔するなって」
「………済みません」
「全く………」

そう言ってなのはの頭を撫で、タバコの火を消して立ち上がる。

「バルトさん………」
「まだ何かあるのか?」
「吸い殻、ちゃんと持っていって下さいね」
「………分かってるよ」

そう言って渋々、踏みつけた吸い殻を拾ったのだった………













「行くよなのはお姉ちゃん!必殺、フォークボール!!」
「駄目だよヴィヴィオち
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