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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第29話 高町家での日常
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った事を他人の俺達がか?」
「もう他人じゃ無いよ。なのはもそう思っているだろう」
「だが俺はなのはに好意がある訳じゃない」
「分かってます、だからこれは酔った親父の親バカの戯れ言とでも思っていてください。そうなれば良いと思っただけなので。………まあなのはだってまだ19歳だし、これからも出会いは沢山あるだろうしね!」
そう言って笑いながら空になったグラスにビールを入れた。
「だが俺は見た目通りまともじゃないぞ?そんな俺で良いのか?」
「?良いのかって何かあるんですか?」
「もしかしたら殺人鬼かも知れねえぜ?」
「ああ、それは大丈夫。長年の仕事の影響でその人がどんな人物なのかは大体見て分かるから。バルトさんは確かに強そうだけど危険な雰囲気は感じないので」
「その根拠は良く分からねえが取り敢えずお礼を言っておくよ」
バルトは少し笑いながらそう答えた。
「信じてないね?これでも昔は………」
「はいはい………」
そこから始まる士郎の話を聞きながらのんびりとした時間を過ごしたのだった………
「バルト〜!!」
「おおヴィヴィオ、風呂上がったか」
その後しばらくするとパジャマ姿のヴィヴィオがバルトの元へ駆けて行った。
「バルト、お酒臭い………」
「なのはの親父さんと飲んでいたからな」
「ふーん。………ねえバルトもアイス食べる?」
「甘いものは苦手だ」
「好き嫌いいけないんだ!!」
「ほう………そう言うならお前の嫌いなニンジン、ピーマン、ナスなんかも綺麗に全部食べるんだよな?」
「えっ!?………た、食べるよ!!………いつか………」
「おい、最後小さくて聞こえねえぞ!」
「まあまあバルトさんも一緒に食べましょ」
「おいなのは、だから俺は甘いもんは………」
「はいはい分かってます、分かってます。だから取り敢えずベランダの方で食べましょ」
そう言いながら文句を垂れるバルトを立ち上がらせベランダの方へ誘導するなのは。
「ったく………食えなかったらなのは責任もって食えよ」
「はいはい分かりました」
「ヴィヴィオが食べる〜!!」
「お前は腹壊すから駄目だ」
「ううっ………」
「あら美由希どうしたの?」
「さっきまで一緒に食べるって言ってたんだけど………」
「そうね、あの雰囲気に入るのは気が引けるわね」
「うん、やはりなのははあの2人が良いんだな………」
「笑顔ね………」
「なのは幸せそう………」
ベランダで3人仲好くアイスを食べる姿を見て、高町家の面々はそう思ったのだった………
「う、う〜ん………」
カーテンから漏れる日の光を顔に浴び、
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