第19話
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アップにつながった様だ。
その気風の良さに男色家な生徒も釣られたようだが、流石の劉邦もそこはきっちり断った。
一気に騒がしさが増した校舎裏だったが、そこで劉邦に声を掛けてきた生徒が一人いた。
「あ、ところで質問なんですけど」
「なんだ? 遠慮せずに言うがいい」
「なんでネットでの募集に変わり者とか変態募集とか書いてあったんです?」
「なんだ、そんな事でいいのか?」
ふふふと上機嫌に笑いながら、やたら
「実を言うと変態というのは強く生きている事だと俺は思うのだ。三大欲求の一つである性欲が強く現れている、それ即ち生命力が強い証だ」
「なるほど……ん? その話本当に――」
「ちなみに俺は『指フェチ』『脇フェチ』『うなじフェチ』と三拍子揃ってるし、他の性癖にもだいたい対応できるぞ。強気な女の長い髪とかいいかもしれん」
「さすが劉邦さん! そこに痺れる憧れるゥ!」
順応性が高すぎる劉邦に、ちょっと疑問を感じていた生徒もすぐに感銘を受けた。
それを聞いていた二人。
育郎に呼ばれてやってきた師岡卓也と島津岳人も
「ちょっとガクト、僕劉邦にすごい親近感が沸いてきたよ」
「俺もだぜ……やっぱ男の王様ってのはエロいのが当たり前なんだな」
こうして世の中の王様に対してだいぶ間違った認識を植え付けながらも、劉邦による人材勧誘は概ね成功に終わった。
「目的はなんでもいい! だがよ、どうせやるなら勝ちにいくんだ! 俺たちの絆パワーで他のチームの奴らに吠え面かかせて、満足してやろうじゃないか!」
「「「「うおおおおおおおおおお!」」」」
*****
本編中でも重要な部分で説明をいれますが、念のためもう一度模擬戦のルールを書いておきます。
模擬戦のルール
・6チーム総当りで、同じチームとは2回当たる。
・人数は最高180人で一試合には150人ら出れる。
・外部からの助っ人は3人まで
・1シーズンの間に一生徒のチーム間の移籍は一回まで。
・模擬戦は月曜日と木曜日に行われる。
・模擬戦時には戦闘可能な生徒数が30人を割ったら負け。
・模擬戦時には本陣にある旗を倒されたら負け。
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