第7話
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
。きっと大丈夫だろう。それに、前に見た限りではそういう事に気が回る奴も多そうだった」
「じゃあ、きっと大丈夫だね」
「そうだな」
就寝前、俺は清楚とそんな話をしていた。
場所は俺の部屋だ。
長い付き合いの清楚にとっては、勝手知ったるなんとやらである。
「早く義経にも、今の俺の気持ちを体験してもらいたいな」
「柳司くん、今日は本当に楽しそうだったものね。普段は見せない笑顔も見せちゃってたし」
「……ずっと気になってたんだが、俺はそんなに笑っていたのか?」
「うん。ずーっと楽しそうに笑ってたよ」
それはそれで変な奴だと思われていそうだな。大丈夫だといいが。
「クラスの女の子たちが写真撮っちゃうくらいだったのに……柳司くんだから仕方ないか」
「どういう意味だ?」
「あはは、内緒だよ」
俺の問いに、清楚は笑い声を上げてそう応えた。
そして腰掛けていたソファーから立ち上がると、部屋の出口へと向かっていった。
「それじゃあおやすみ。また明日ね」
「あぁ、おやすみ」
清楚を見送った後、俺はまっすぐにベッドへと向かった。
今日はこの気持ちが残っている内に、できるだけ早く眠りにつきたい。そう思ったのだ。
普段徹夜ばかりしているのだから、今日くらいは。
そうして俺は、ベッドに入って数分もしないうちに眠りに落ちた。
今日はいい夢が見られるだろう。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ