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真剣で覇王に恋しなさい!
第7話
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には応えられたようだ」

「ありがとう、京極くん。柳司くんはあまり笑わないから……たぶん、本当に嬉しいんだと思う」

 クラスメイト達に囲まれながらていると、会場の隅で何事かを話している清楚と京極が見えた。
 話している内容まではわからなかったが、こっちを見て笑っている事だけはわかった。
 確かに俺は普段とはかなり違った態度をしているが、そこまで可笑しな事はしていないと思うんだが。
 ……話しかけた女子生徒がみんな顔を赤くしている事を考えると、やっぱり変なのかもしれない。

「確かにそのようだな……だが、君も主賓の一人だ。遠慮せずに楽しむといい」

「……うん。それじゃあ私、柳司くんの所に行ってくるね」

 この歓迎会が始まってからテンションが上がりっぱなしの俺は、近づいてきた清楚の手を引いて再びクラスメイトと話し始めた。
 ちょっと強引だったかもしれないが、そうやって慌てた様子の清楚には大勢のクラスメイトが集まってきた。
 みんながみんな、清楚や俺にフレンドリーに接してくれる。
 本当に、素晴らしい仲間たちだ。

「なぁ、京極も一人で離れていないで混ざったらどうだ?」

「赤戸くんか……ああいった雰囲気は私には合わないよ」

 しばらくしてから俺は、一人だけ少し離れた位置にいる京極に近づき、話しかけた。
 歓迎会を企画するような性格には思えないが、その企画内容に大きく関わっているのは京極だろう。
 俺はそう推測していた。

「そう言わないでくれ。俺は京極とも仲良くしていきたいと思っている」

「私と?」

「あぁ。クラス全員と仲良くなりたいと思うのはいけない事か?」

 俺は京極に本心からの言葉を告げていた。
 少し贅沢過ぎる頼みかもしれないが、それでも俺はそうなれればいいと思っている。
 それを聞いた京極は、少し驚いたような笑顔で口を開いた。

「君は、随分と熱い人間だったようだな」

「そうなのか?」

「うむ。普段の君を見ているだけではわからなかっただろうが……そんな君が、自覚が無いとはいえ本来の自分を見せてくれたんだ。私もそんな友人の頼みを断るような人間ではないよ」

 そう言って、京極はクラスメイトに囲まれている清楚の方へと歩いていった。
 どうやら俺の言葉を聞き入れてくれたらしい。
 それからはクラスの全員と色々な事を話し、メールアドレスなどの交換をして歓迎会は終了した。
 本当に素晴らしい友達をたくさん持つ事ができた。
 俺は改めてそう思った。



「本当に、いい人たちばっかりだね」

「あぁ、本当にな」

「みんなお友達になってくれたし……義経ちゃんたちも歓迎会をしてもらったのかな?」

「この学園の生徒はお祭り好きが多いと聞く
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