笑う棺桶討伐戦その三
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ラフコフ討伐戦は、ちょっとしたボス戦よりも大変な戦いだった。俺達が攻め行った時奴等はそれを予測していて、後ろから奇襲を仕掛けて来たのだ。
「ヒャッハハハ!」
「オラ死ねやぁっ!」
何より大変だったのは、敵の躊躇の無さだった。やはり、攻略組の面々は動きがぎこちない、当然だ。止めを刺せば、彼らは本当に死ぬのだから。
「仕方無い、”戻る”か、あの頃に。」
そう呟くと、俺は全ての感情を排除した。
かつて最強最悪と呼ばれたギルドはもう一つあった。その名は審判の騎士<ラダマンテュス>。そのリーダーこそ、この世界で最も早くユニークスキルに目覚め、最も多くのプレイヤーを殺した審判の騎士、ユニークスキル「滅殺剣」の持ち主であり、ユニークスキル「英雄剣」の持ち主・・・白の剣士クラディール
「・・・」
ラフコフメンバーの首が数人纏めて斬り飛ばされ、宙を舞った。そこには、二振りの大型ナイフを持ったクラディールの姿。
「な・・っ!」
「ひっ・・!」
「嘘だろ・・」
クラインが目を剥き、アスナが手で口を押さえ、キリトが絶句する。
「さて、フィーバータイムのスタートだ」
どこまでも無表情で、俺はそう宣言した。
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