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ヴァルハラ
たどり着いた場所

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薄暗くて、何だか不気味で、モンスターが住み着く遺跡の中、俺、御伽勇真(おとぎゆうま)は一人で歩いていた、チョー怖いんですけど・・・
だいたい、モンスター達が大量にいるこの遺跡の中に一人でいるなんて自殺行為だ、でも、こうなったのにも理由がある、それは三十分ほど前のこと
俺はヴァルキリーのシロンと一緒にこの遺跡の中を歩いていた、すると突然モンスターが襲いかかってきた!そしてシロンとモンスターは戦い始めた、俺はその戦いを見守っていると、背後から足音が聞こえた、俺は恐る恐る後ろを向くとモンスターが俺に襲いかかってきた!戦うことができない俺は必死に逃げた、そして気がつけば誰もいなくなり、現在に至る
「クソッ!こんなことになるんなら来るんじゃなかった!」
それに、此処はどこなんだ?この遺跡の中は迷宮になってるからシロンと合流するのは難しいだろうし、この遺跡には、モンスター達が大量にいる、もしモンスターと遭遇でもしたら俺なんて一瞬で殺されてしまう、幸いまだモンスターと遭遇していないが、慎重に進むのに越したことはない
「とりあえず進んで行くしかないか・・・」
そして俺は、進み始めた



しばらく歩いていると、ある扉から光が漏れているのを見つけた、そして俺は一つの可能性に気づいた
「外に出られるのか?」
俺はそう言いながら扉を開いた、そして扉の先は俺の予想どうり外・・・ではななかった
「なんなんだ、此処は・・・」
と、俺は声を漏らした
この遺跡は薄暗くて、何だか不気味だったのに、扉の先はむしろ神々しく美しかった
俺は無意識に、そして何かに導かれているかのように歩き出した、何だ?あっちに行けばいいのか?何でだろう、どこに行けばいいのか分かる気がする・・・
そして俺は神々しい装飾の施した大きな扉の前にたどり着いた、俺は扉を両手で力いっぱいに押した
ギィギギィィイイイ・・・
と、重々しい音をたてながら扉が開いた
俺の視界に入ってきたのは、神々しい無数の宝石や宝箱、それに所々に剣や鎧もある
「スゲェ・・・」
俺はあまりの神々しさに見とれていた
「これが、神々の宝・・・」
やがて俺は、また何かに導かれているかのように歩き出した
俺がたどり着いたのは恐ろしく広くて何も無い部屋、いやよく見れば奥に何かある・・・
俺はそれに近づいて行く、そして、それにたどり着いた
石台だ、そしてその石台に神々しい装飾の施した白銀の剣が突き刺さっていた・・・
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