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とある星の力を使いし者
第80話
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は何か知っているかい?」

「いえ、何も。」

逃げやがった!!、と上条は心の中で麻生に叫んだ。
どうやって説明するか考えていると、インデックスは美琴の方を見て言った。

「かく言う短髪だって、どこに住んでる誰なの?
 とうまのガールフレンドかなんか?」

インデックスはおそらく単に友達という意味で使ったのだが、対する本場日本人の御坂美琴はピクリと肩を震わせるが、いつも通りに平静を装って言う。

「そんな訳ないでしょ!!」

「じゃあ、きょうすけのガールフレンド?」

その言葉を聞いて、一気にその平静が崩れる。

「ば、ばか!!こんな奴と何かある訳・・・」

「きょうすけととうまの学校の応援にも来てたよね。
 確か「ぼうたおしー」の時」

「ちがっ、ちょ、黙りなさいアンタ!!」

美琴はバタバタと暴れ出したが、対照的にインデックスの方はあんまり興味ないらしい。
秋葉は隣にいる、麻生に小声で話しかける。

「まぁ、恭介さん。
 モテモテですね。」

「母さん、からかうのはよしてくれ。
 別にあいつとはそんな関係じゃないよ。」

「今はそうでも先の未来ではどうなるか分かりませんよ。」

と、何か意味深な言葉を言う。
上条の父親である、刀夜は店の壁にある時計を見ながら言う。

「まぁ、とりあえずご飯を食べるとしようか。
 当麻、そちらのお二人にはありがとうって言っておくように。
 わざわざ当麻が来るまで何も食べずに待っていてくれたんだぞ。」

「恭介、お前もちゃんと言っておくんだぞ。」

刀夜に続いて竜也も麻生に言う。
麻生が視線を向けると、美琴はうっ、と怯んだように座席の背もたれに身体を押し付ける。
一方、美琴の隣に座っていた、唯一麻生や上条と面識のない大学生ぐらいの女性は淡く笑いながら言う。

「まぁまぁ、ようやく待ち人が来たんだから、さっさとご飯にしちゃいましょう。
 えっと、お名前は上条当麻君と麻生恭介君で良いのかな?」

「え?そうですけど、あの、そっちは御坂のお姉さんか何かで?」

「ううん。
 私は御坂美鈴。
 美琴の母です、よろしくね。」

そう告げた瞬間、上条サイドのテーブルの空気が一瞬だけ止まった。

「HAHAァ!?」

上条親子とインデックスは仲良く絶叫した。
麻生はそれほど興味もなかったのかそれほど驚いてなく、竜也は少しだけ驚いているが秋葉の顔を見て何か納得したような顔をする。

「だ、だって先ほどは大学がどうのこうのと言っていたじゃないですか!?」

刀夜は美鈴との会話を思い出し、聞く。

「ええ、ですから近頃になって、もう一度学び直してるんですよ。
 この歳になって色々分からない事に遭遇できるって
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