吾輩、使い魔になる
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な。来て頂けたいただけでもいいじゃないですか」
「フッー! フッー! ……そうね」
おお、さすが朱乃や、あの威嚇中の猫のようになっていたリアスを鎮めやがった。
「ゴホン、気を取り直して自己紹介しましょ。まず私からね。私はリアス・グレモリー、上級悪魔でここら辺の土地はグレモリー家が管理してるのよ。そして、このオカルト部の部長もしてるわ」
さっきまで怒りはどこに行ったのやら、羽を出し、威厳のある口調で紹介してくれた。
「私は朝先に自己紹介しましたが、もう一度しましょう。私は姫島朱乃です。部長の眷属で、クイーンを担当してますわ。後この部の副部長も兼任してますわ」
朱乃とは朝お互い自己紹介したがもう一度してくれたようだ。といっても朝した自己紹介よりも簡潔である。
「次は僕だね、僕は木場裕斗、部長の眷属で、ナイトを担当してます。主に剣による攻撃がメインです」
イケメン。とにかくイケメン。その甘いマスクでいったい何人の女を虜にしてきやがった。この女たらし!
「……塔城小猫、部長の眷属でルークを担当……徒手格闘がメインです……」
めっちゃ睨んでる、そんなに今朝ボコボコにされたのが気に食わなかったか。
「ようチビッコ」
「……チビ言うな……あなたの方がチビじゃないですか」
「見た目なんて飾りんなんです。雑魚チビには分からんのです」
「っ! このっ……!」
「お、落ち着いて小猫ちゃん!」
「そうだよ落ち着いて小猫ちゃん!」
吾輩に殴りかかろうとした小猫を裕斗とイッセーが抑えた。いや〜、最近の若者はキレやすくっていかんな。
ん? なんでアーシアは嬢付きで小猫にはないかって? それはこいつから美緒臭がしたからな。
「えっと、次私でしょうか? わ、私はアーシアと申します。部長さんの眷属でビショップを担当してます。人を癒すのが得意です」
確かに癒されるわ〜、この部のマスコット的な感じだな。小猫とアーシア嬢がいるだけで空間浄化される。……いや、悪魔だから浄化されたらあかんか。穢される? アーシア嬢じゃ無理だろ。存在そのものが清涼剤のアーシア嬢じゃ絶対に無理。てかなんで悪魔になったんや、どっちかと言うと天使の方が合ってる。
「いててて、次は俺かな、俺は兵藤一誠、部長のポーンだ。好きなモノはおっぱい! 好きな言葉はおっぱい! 将来の夢は上級悪魔になってハーレム王になることだ!」
うん、エロ坊主ってことはよく分かった。しかし――
「なんでそんな遠くから話しかけてるんだ?」
エロ小僧は何故か部屋の隅から話してた。
何、そんなにアレルギーがやばいの? それともあの時チラッと見えた赤い篭手を食べたいのがバレた?
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