吾輩、使い魔になる
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だろうが、へばって動けないのでイッセーに変わってリアスが助けに行く。
「部長さんありがとうございます」
助けられたアーシア嬢がリアスにお礼を言い、手に持った水筒からお茶を出してイッセーに渡す。
「イッセーさん、お茶です」
「あ、ああ、ありがとうアーシア」
イッセーはアーシア嬢から渡されたお茶を啜りながらベンチにもたれかかる。
どうしてアーシア嬢がここにいるか聞くとどうやら何か役に立ちたくって飲み物を持って来たらしい。
ホンマにええ子やの〜。イッセーなんて涙を流しながらお茶を一気飲みしたよ。
「うえほっ! ごほっ! ぶっふぉ!」
思いっきりむせてやがる。激しい運動をした後に飲み物を一気に飲んだらむせるわな。
「大丈夫ですかイッセーさん!?」
「ごほっ! ああ、大丈夫だアーシア……あれ、部長、どうかしたんですか?」
お茶を飲みながら考え込んでいたリアスに話しかけた。声をかけられて我に返ったリアスはコホンと咳払いをして、なんでもないと返事をした。
「ちょうどいいわね。今日にしようと思っていたから、そのままイッセーのお家に行きましょう」
そういい公園から去っていく。イッセーは終始何が何だか分からなかったのか頭を傾げていた。
◇
なんやかんやあって夜になった。実際特になんもなく、途中で登校中のあの白いチビッコと戦ったくらいだ。
もちろん勝った。
「寝坊した」
うん、寝坊した。
あのチビッコと戦った後、結局公園に戻って昼寝をしてたら夜になっていた。目覚ましなんて物はもちろんない、だからガチ寝をしたらこうなるのも当然である。
朱乃に言われた時間を超えていたことに慌てて学校に向かったが約束の時間から3時間もズレてしまった。
(。・ ω<)ゞてへぺろ。
旧校舎を探すが簡単に見つかった。明らかに形と年季が違っている。
それにあそこからアーシア嬢とチビッコの匂いがする。
直様匂いの元に向かう。たどり着いた先の扉の隙間から赤い魔力光が溢れ出していた。
この感じリアスのものか、完全に怒ってるだろうな……行きたくないな……帰りたいな……腹減ったな……。
さすがに待たせといて帰るわけにもいかず、中に入る。
「しっつれしまーす」
「遅い」
おおう、こめかみに青筋が浮かんでるよ。
「なんで遅れたのかしら?」
「いや〜、寝坊しちゃってね〜」
こういう時は無駄に嘘を言わないで本当のことを言った方がイイってばっちゃんが言ってた。
「そう……遺言はそれでいい?」
うわぁ、ブチギレじゃないですかやだー。ばっちゃんの嘘つき!
「まあまあ、部長落ち着いてください
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