第五章 StrikerS編
第百三十四話 『機動六課の休日』
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、不思議系な女の子だったね。ラン姉さん…」
「そうね。でも、なぜか知らないけど変なフラグ立てに協力してしまったような気がする…」
でも、これ以降私とレンはトレディと衝撃の再会を果たす事になるのだが、今はまだ先の話である。
◆◇―――――――――◇◆
それから気を取り直して街を歩いていると目の前にアイスを頬張っているスバルさん達が見えた。
「あ、ランとレンだ!」
「え? 本当だ。二人も街を散策中?」
「はい。お二人もですか?」
「う、うん…」
「レンは相変わらず態度が弱いね〜」
「そうなんですよ。訓練や仕事中、事件の時はしっかりとなるのにやっぱり普段はどこか弱気で…」
「まぁレンはランに似て女顔だからね」
「それはひどいですよ、ティアさん…」
こうして普通にみんなで話せるのはできるんだからレンももっと強気でいけばいいのよ。
ま、こんな弱気な性格になっちゃったのには原因があるんだけどね。
やっぱりあの時の魔術事件のせいで消極的になっちゃったんだよね。
今ではこうして少し弱気に見えるくらいだけど当時はひどかった。
私達は親を失って心の支えを失った。
私は弟のレンを守ってやらないとって弱い心を奮い立たせてきたけどやっぱり泣きそうだった。
そんな時に私達の前に現れたのがシホさんだった。
聞けばシホさんが魔術事件の魔術師を倒して捕まえて災害を抑えたっていう。
でも、何度も会う機会があってシホさんは、
『事件が起きてからすぐに助けることができずにごめんなさいね…』
と、言って私達を抱きしめてくれた。
そのシホさんの気持ちだけでどれだけ嬉しかったか分からない。
だから私達にも魔導の才能以外に魔術の才能があると聞かされた時は嬉しかった。
私たちでもシホさんの役に立てるという思いだから。
そしてシホさん達がミッドチルダに移住してきて私達を保護してくれてからはシホさんには魔術と武術を、アルトリアさん、ネロさんからは剣術を学んでいた。
三人ともレベルが高くてすぐに私とレンは覚えていった。
そして役に立ちたいという思いでレンと一緒に管理局に入局して魔導も学んだ。
それで私とレンには魔力変換資質『氷結』があることが分かり喜んだ。
そして様々な技能を取得しこうして今はシホさんの部下として過ごしている。
これからも頑張るんだ!
閑話休題
「それじゃあたし達と街を回ろうか!」
「そうですね」
スバルさんの提案で四人で街を回ることになった。
「レン? せっかく男一人女三人なんだから喜びなさい?」
ティアさんがそう言う。
そういえばそうね。
それでレンは顔を赤くして小さく「は、はい…」と答えていた。
うーん…やっぱり女々しいわね。
さっきのト
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