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【完結】剣製の魔法少女戦記
第五章 StrikerS編
第百三十四話  『機動六課の休日』
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方へと向いて「へ〜…?」と言う視線を向ける。
フィアは一段と険しくなっているし。
それでなぜかヴァイスがタジタジになっていたけどどうしたのだろうか?
はやてがヴァイスの肩を叩き、

「ヴァイス君。シホちゃんは落とすのは並大抵の努力じゃ無理やよ…?」
「い、いえだから別にそんなやましい気持ちはないっすから!」
「おめーもなかなかやるもんだな、ヴァイス。見直したぜ!」

ランサーが豪快に笑いながらバンバンとヴァイスの背中を叩いている。

「しかし、シホは手ごわいですよ? 私達全員が認める鈍感なのですから」

なにか、オリヴィエ陛下に失礼なことを言われている気分。

「それに、すずかがそれを知ったら後ろから刺されますよ?」
「何度か聞きますけどすずかさんって魔術事件対策課の魔術師の人っすよね?」
「ええ。すずかはそこで魔術式デバイス開発も行っているからマリーさんの弟子みたいな間柄ね。
ランとレンの初期のデバイス制作もすずかが担当したのよ」
「へ〜…もしかしてそのすずかさんってシホさんと出来ているんすか…? そんな噂も聞きますし…」
「で、出来てるって言えば出来てるのかしらね? 将来の約束もフィアと三人でしているし。でも、健全な仲だからね」

そう言って私が照れながら笑うとなぜか全員が頬を赤くした。

「これは…シホさんの噂は本当だったんっすね」
「ま、ヴァイス。諦めるこったな。後で一緒に酒でも飲もうぜ?」
「はい、ランサーの旦那…」

ヴァイスがそれでなにか落ち込んでいたけど、本当にどうしたのだろう…?

「シホちゃんは気にせんでもええよ。人知れず一つの淡い想いが終わっただけやから」
「? そ、そう…?」
「私もすずかもなんとか頑張って将来の約束をするまでに漕ぎ着けたんですから、今更他の人が入る余地なんてありません!」
「さすがだね、フィアちゃん。それじゃ将来、シホちゃんとすずかちゃんはユーノ君の妹になるのかな…?」
「そうなるね、なのは」

なんか、なのは達が恥ずかしい事を言っている。
そ、それはそうだけど今はまだ予定なんだからそう持ち上げないで!
そ、それは今はいいとして、

「それよりみんな。せっかく作った料理やお菓子が冷めちゃうから食べて食べて!」

私がそう声をかけるとみんなはすぐに食べだした。

「さすが奏者だ。まだまだ余は追いつけないな」
「そうですね、ネロ。とてもおいしいです」
「さすがだぜ。美味しいな。この魚の焼き加減も絶品だ」

サーヴァントの三人がまず褒めてくれた。

「さすがシホちゃん。私達の料理の腕が霞むよ…」
「そうだね。なのは…」
「私ももっと努力せな!」

なのは達がそう褒めてくれる。や、あなた達もかなり料理が得意よね?


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