暁 〜小説投稿サイト〜
SAO 〜黒の剣士と白の騎士〜
プロローグ

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青色に光る剣尖が軽く頬を掠めた

「チッ…!」

俺はトカゲ型モンスター〈リザードマンロード〉から少し距離を取った

相手は俺に向かって《フェルクレセント》を放った

俺はそれを左手に持っていた盾でガードする

すると相手は大きく弾かれた。俺はお返しだと言わんばかりにソードスキルを放った
片手槍カテゴリのソードスキル《ニードルスピア》を放った

六割程あった相手のHPを全て削りきった。

〈リザードマンロード〉は「ぐるるるぅぅ…」と断末魔の叫びをあげて
ポリゴン片となり爆散した

「ふぅ…さてと帰るか」ん?マップにプレイヤーの反応が最前線でソロで戦う
バカは俺は1人ぐらいしか知らない

そのプレイヤーの反応に向かって歩いていった



「やっぱりキリトか」返事は無い、当たり前か
キリトは今俺がさっき戦っていた〈リザードマンロード〉と戦っているからだ

キリトが《バーチカルスクエア》を放ち〈リザードマンロード〉は爆散した
「」
「どうしたんだカナタ?」

「たまたまプレイヤーの反応があったから来てみたんだ」

「キリトはこれから帰るのか?」

「ああ」

「それなら一緒に帰えろう」

「そういえばカナタ、血盟騎士団の奴等は?」

「置いてきた」

「やっぱりか…またアスナに怒られるぞ?」
キリトは呆れた顔で言った

「果てなんのことでしょうねぇ?」

すっとボケてみる

「まぁ取りあえず帰ろうぜ」

「そうするか」



帰っている途中で凄いモンスターと遭遇した
「「ラグーラビット…!」」思わずキリトとハモってしまった
ラグーラビットはs級食材でありながらSAOの中でも随一の速さと知られている

「キリト今投剣のスキルあげてる?」

「そこそこかな?」

「ならまだあのウサギは俺たちに気づいていない
これならまだ先制攻撃のチャンスがある、だから一発であのウサギを仕留めてくれないか?」

「わかった」キリトは小さく頷いた

キリトは投擲用の小さなピックを取り出した

キリトは投剣スキルの基本技シングルシュートのモーションに入った

俺達は半ば祈るような気持ちでピックの行方を見守った

そのピックはラグーラビットの脇腹に突き刺さりラグーラビットのHPを1ドット残らずゼロにした
「ふぅ…」キリトは安堵の息を漏らしていた

「カナタこのアイテムどうする?」

「俺も食いたいけどそこまで料理スキルあげてないしなぁ」

「やっぱり売るか?」キリトが聞いてくる

「エギルの店で売るとするか」

「そうだな」キリトも賛成する

俺達は転移結晶を使ってアルゲードに帰った


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