Episode16:性格の悪い人達の集団に入ると大変
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とで誘っていただいただけで…!」
「あらあら、隼人くん必死ねえ」
「ほう、やっと市原にも春がきたか。あとはお前だけだな真由美」
「やっぱり付き合ってたんじゃないのか?」
「九十九さん、本当ですか?」
「真っ赤なウソです!!」
全員が全員、人の悪い笑みを浮かべていた。特に生徒会長。渡辺委員長を視線だけで殺しちゃうような絶対零度の視線のまま俺を見ないでください怖いです。
「そんなに否定すると市原が可哀想だろう?あいつ、お前といるときは楽しそうだったぞ?」
「…え、え?」
そんな馬鹿な。俺が何度揺さぶりをかけてもあのポーカーフェイスは決して揺るがなかったぞ。
「まあ、三年も一緒にいれば少しの表情の変化も分かるのよ」
「はぁ…そんなものなんですか?」
少し軌道修正してきたかな。じゃあ、いまの内に逃げ…
「で、隼人としては市原先輩はどうなんだ?」
「たっ、達也!?」
「あら、随分と頬が緩んでいますよ九十九さん?」
「み、深雪さんまで!?」
「もしかしてアリなのか?」
「私達としては風紀さえ乱さなければアリよ?」
み、みんな俺の話を聞こうとすらしないんだな。
「どうなんだ隼人?」
「九十九さん?」
「いやー、隼人くんと市原がなぁ…」
「式場はお城かしら?それとも神社かしら?」
「…ふ、不幸だぁーーー!!」
昼時の生徒会室に、俺の情けない悲鳴が響いた。
ーーto be continuedーー
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