第5章:導かれし者達…トラブルを抱える
第56話:次の目的地はサントハイム! でも、その前に……
[1/4]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
(ハバリア)
ライアンSIDE
人間に戻り改心したキングレオ王の情報で、進化の秘法やデスピサロの事を詳しく知った我々は、今なお実験の為に使用されているサントハイムへ赴く為、トルネコ殿の所有する船を停泊させている港町ハバリアへやって来た。
アリーナ姫の母国と言う事もあり、一秒でも早く赴きたいご本人ではあるのだが、旅準備をする必要がある為、直ぐには出港出来ず町で買い物をする事に……
人間になり立てのホイミンの為に、洋服やその他の物を買い揃えなければならないのも事実。
女性の事は女性に任せるのが一番なのだが、ホイミンが私の腕から離れてくれないので、仕方なく私も一緒にお買い物に付き合っている。
まさかホイミンが女性だとは考えてもなかったので、正直かなり戸惑っている。
「なぁホイミン……も、もう少し離れて歩いてくれないか……」
「えー何でですかライアン様ぁー!? 前は腕に巻き付いてても何も言わなかったじゃないですか! もしかして……ボクの人間になった姿が変だから、一緒に歩きたくないんですかぁ!?(涙)」
「そ、そうではない……そうではないのだが……」
胸が……ホイミンの胸が腕に当たって……その……
だって以前は男だと思ってたから……腕に巻き付かれても、あれは触手だと思ってたから……同じ柔らかさだけど、ホイミスライムの柔らかさだと考えてたから!!
「ホイミンちゃ〜ん? 何なら僕の腕に巻き付いても良いよぉ!」
「ヤです。リュカさんはココを触るから近付きたくありません」
そういって私の後ろに隠れたホイミンは、自分の胸を腕で隠しリュカ殿の申し出を拒絶する。
「何を言ってるんだいホイミン君! そこは男が揉んで楽しむ用に発達した部位なんだよ! 僕は揉み慣れてるから大丈夫なんだよ!」
何を言ってるんだこの男は!?
「じゃぁライアン様に揉んでもらいます……だからリュカさんはあっちに行って下さい!」
やっぱりそうなった!
人間になり立てでリュカ殿やウルフに、胸を揉みまくられた事がトラウマになっており、私以外の男性を避けるホイミン。
「はい。ライアン様ぁ?」
と言って胸を私に向け突き出すホイミン……
何と言えば良いのだろう……
そんな破廉恥な事を人前でする訳にいかないのに……
ライアンSIDE END
(サントハイム港)
トルネコSIDE
私は驚いている。
数分前までキングレオ領の港町ハバリアに居たのに、一瞬でサントハイム港へ到着してしまった……
水夫達も唖然とした表情だ。
アリーナ姫の故郷であり、リュカさんがお世話になったとされるサントハイムに、マーニャさん・ミネアさん・ウルフさんが追っているバルザックが居ると聞きつけ、急いで出港準備を済ませた……
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ