燿を賭けてのトライアスロン@
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したら、背中のファンを急激に回して、一気に前に加速すると同時に大砲にもチャージする。当然、後ろにだ。
「邪魔よ」
クラーケンなどが出てくるが、リタが迎撃して道を開けさせる。呼吸が辛いが、まだどうとでもなる。
『チャージ完了した』
その言葉と同時に砲塔から後ろに向けて砲撃を放つ。急激な加速を得て、進んでいく。
『うわ、えげつないのですよ……攻撃と加速を同時にしたのです』
『うむ。後方はえらい事になっておるの。しかも、断続的じゃ』
『ですが、エネルギーが持つのでしょうか?』
『無限龍の力を増幅して放っておるからの。微々たる物じゃな。ほれ、一度チャージが完了したから、スラスターとして使っておるわ』
『それにリタ選手の槍ですね。古今東西の魔槍、神槍があるようです』
『これは早くでないと大変な事になりそうじゃな。砲撃を適当に行っておるから、崩落の危険性もある』
『いいのですか?』
『構わんよ。それすらどうにかしてじゃ』
タコの化け物や鯨とか鮫の化け物が存在するな。
「リタちゃんゴーストアタック」
なんか、無茶苦茶適当な事を言いだしたリタは自分の小さな分身を作って、モンスターに命中させていく。それらは直ぐに進路を開けて、後ろへと向かっていく。
「通しちゃ駄目だからね」
リタの声に、モンスター達はそれぞれ答える。どうやら、憑依させて操っているようだ。後半のモンスター達が前半へと殺到していく。
『あやつ等、本気で勝ちに来ておるの』
『えげつない事ばかりなのですよ。おっと、水泳がそろそろ終わりそうですね。あ、燿さん達ももの凄い勢いで追いついていってますね』
『これは楽しくなってきおったの』
後ろを見ると、燿とディーンが居るだけで飛鳥が見えない。ディーンが腕を伸ばして、一気に加速しているようだ。そして、俺達が上昇すると同時に燿たちも外に出た。
「飛鳥はここで足止めをお願い」
「リタも頼む」
「ここからは俺の戦いだ」「ここからは私の戦い」
「はい」「わかったわ」
燿はオーフィスの物へと武装を変える。
「我、目覚めるは白夜と夜叉の理を持ちし無限の龍神なり。
神を嗤い、魔を憂う。
我、黒き龍の無限と成りて汝を永久の絶望へと導こう」
ドライグの禁手化からオーフィスの禁手化になって、互いに全力で駆け抜ける。
『ちょっと、お二人さん、乗り物! 乗り物を忘れていますよ!!』
「「あっ」」
仕方無いので、ちょっと戻って、溶岩の海に置かれたバイクを持つ。そう、持つだ。そして、お互いにぶっぱなして、溶岩を盛大に吹上げながら、プロミネンスを回避しつつ進む。
『だから、お二人さん、持ってるだけで乗ってませ
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