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IS《インフィニット・ストラトス》 〜死神の序曲〜
本編
雷の鳴る夜
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れて受け取った。

食堂で渡そうと思っていたんだけど、ちょうど入れ違いだったみたいで顔を合わせることも出来なかった。

仕方なく部屋を訪ねることにしたのだが、廊下から外を見ると夕方とはうって変わりどしゃ降りになっていた。


「すごい雨だなぁ…」


そう一人言を呟いて部屋の前に着いたのでドアをノックする。

コンコンッ。

返事はない。

コンコンッ。

もう一度ノックしたが返事が返ってこない。

試しに部屋のドアノブを回すと鍵がかかっていない。

そうなると中にいるんだよね?

ドアを少し開けて中に問いかける。


「シャルルだけど、怜いる?織斑先生から頼まれた封筒を持ってきたんだけど?」


あいかわらず反応がない。

だがせっかくここまで来たのだから封筒だけでも部屋に置いて帰ろうと思い、中に入る。


「入るよ〜?」


そう言って中に入るとシャワー室の電気が点いていた。

なるほど、シャワーを浴びていたから気がつかなかったのかな?

そう思ってテレビの前のテーブルに封筒を置き、部屋を出ようとした。

その時、ベッドの上にリモコンが転がっているのに気がついた。

あれ?このリモコン、僕の部屋でも見たような?

何のリモコンだっけ?

そう思ってリモコンを取って見てみようとした時、手が滑ってそのまま床に落としてしまった。

ピッ。

あれ?何かのスイッチ入っちゃった?

その次の瞬間、『ゴロゴロゴロゴロビシャーンッ!』と外から爆音が聞こえてびっくりしてこける。

そういえばこれって防音システムを操作するリモコンだ。

するとシャワー室から『ひゃわわぁっ!』と声が聞こえて次に『うわわぁぁぁっ!』と声が聞こえてシャワー室のドアが開き素っ裸の怜がパニックになってたみたいで出てきた。

そうしてシャワー室から出てきた怜が僕と顔を合わせる。

僕は慌てて顔を背けようとすると何か可笑しなことに気がついた。

あれ?そういえば今、怜の胸が異様になかった。

そして股の間に何か突いていたような……えっ?

えぇぇぇぇっ!

それに気が付きもう一度確かめようと怜の方を向くと誰もいなかった。

え?

不思議になり、首を傾げようとした時にピッと音がなり、首筋に針のような物が突き付けられて耳元で今日聞いた声とは違う冷たい声でこう告げられる。


「動くな。動いたら殺す」


僕はその声を聞いたと同時に物凄い殺気を浴びて気を失った。

〜シャルsideout〜










〜レイside〜

いやぁ、シャワー室で雷なんてなかったと自己暗示しながらシャワーを浴びていたら、いきなり
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