第三十話 変化
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なぁ)
クスクスと笑う私を刃が見つめる。
「な、なんだよ」
「いや、私とあなたの違いに気がついただけ」
「違い? そんなのいくらでも――」
「違う、もっと根本的なこと」
頭をひねるが、彼にはわからない。
おそらく、彼が自分を見つめ直さない限り、理解できないだろう。
「じゃあ、ヒントを一つ」
そう言って、私はしゃがんで彼と同じ目線に降りて、告げる。
「『あなたは生きていない』、この意味が分かれば少しはマシになると思うよ」
「はぁ? それはどういう――」
私は最後まで聞かないで、この場を去る。
(流石にすずかを待たせすぎた、怒ってないといいけど)
そう思い、私は急いで階段を下りていった。
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