第二十三話 悩み
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癪起こされる。ネオとしては早いところ話を終わらせたいのだが、それは無理な話だろう。
しばらくの間、ジブリールの怒声を浴びながら対応する。それが終わった頃に漸く本題を切り出してきた。
『まあいい、貴様の次の仕事は元から決まっていたのだからな……デストロイで街を焼き尽くせ。スペックは見ただろう?アレならそのくらい容易く出来る』
確かにとは思う。デストロイのデータを見たが異常な性能と言えた。VPSやTP装甲による実弾への高い防御力。全方位に放てるビーム兵器やミサイル、収束ビーム砲を束ねた砲撃。圧倒的といえるそれらの火力。
そして何より、Iフィールドと呼ばれる新兵器―――ビーム攻撃の無力化を行えるという、尋常とはいえない兵器だ。近接戦のビームサーベルは流石に無力化しきれないようだが、そもそもこれだけの火力と防御力を持っているのならまともに近づけさせることすら出来ないだろう。
「しかし、こんな兵器……一体何処で?」
『Iフィールドが気になるのか?当然だな、それがあればこれまでの既存の技術を覆しかねないものなんだから』
「これに、そこまでの価値が?」
急に機嫌を良くするジブリールに思わずネオは声を出す。確かにIフィールドは脅威だが、そこまで重要とは思えない。わざわざ射撃系のビームを防ぐためだけに背面の大きな円の部分に大型ジェネレーターを付けるのだ。それならビームシールドやラミネート装甲を使ったほうが接近戦にも対応でき、効率がいいのではないのだろうか?
『まあ、そう思うのも無理は無いか?だがな、それを応用することが出来れば最終的に総てのビーム系統の攻撃を防げる。バッテリーの問題も核動力を使えば良い。その上、PS装甲系統を取り付ければ最強の盾が出来ることだろうさ』
確か同じようなことを豪語していたアルテミスの傘もあっさりと落とされたような気がする。アレもハイペリオンとかいう全身防御の装備だってあったはずだ。しかしそれもあっさり落とされたって聞く。結局は夢物語の類だろう。
大体実戦に使えるかも分からないような兵器を持ち出すなんて余り喜ばしいことじゃない。とはいえ、上司の命令に逆らえないネオは受け入れざる得ない。
「わかりました。では、デストロイで作戦を行いたいと思います」
『今度ばかりは、くれぐれも失敗するなよ――――――』
「ハッ!」
まったく、宮仕えは辛いね、と思うネオだった。
◇
「いいな〜スティングだけ新型なんてさ〜」
「仕方ねえだろ?俺の機体はぶっ壊れちまったんだからな」
スティングとアウルはこれから配備される新型について話しながらバスケットボールで遊んでいた。
「まあそれなら、仕方ないか?」
そう言いながらバスケをやめて、アウルは近くの
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