暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
族結成
Trick33_軽い、羽みたい!!
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・Tは可愛らしくポップな感じだ。

「ほ、本当にいいんですか?」

「はい、でも昨日も言いましたがA・Tを履いているだけで襲われる可能性があります。
 だからある程度の実力がつくまでは訓練に容赦はしません。

 それと私達のチームにサブではなく、正式なメンバーになってもらいます。
 ですから、ある程度の命令にはしたがってもらいますからね。

 しかし安心してください。『戦え』という命令は絶対に出しません。
 氏神さんに何と言われようが絶対に私がさせません。

 代わりに『戦うな』というような行動を制限されたら絶対に従ってください。
 そうしてもらわないと、こちらとしても安心して戦えませんから」

「はい!! 絶対に守ります!!!」

「おめでとう、佐天さん!」

「おめでとうですの」「おめでとうです!!」

「御坂さん、白井さん、初春、うん! ありがと!!」

3人が佐天のA・Tを見るために寄っていき、触らせて欲しいと言われて交代ずつ
渡されていった。

「あ、そういえば、私の分のA・Tはないんですか」

そういえば初春も佐天と同じ時にお願いしていたが、佐天の熱意に全員が
そっちに目がいって忘れていた。

ただし信乃は覚えていた。

「残念、初春さんは不合格です」

「え〜〜〜なんでですか!?」

「A・Tを欲しがる理由が力を手に入れるため。そして覚悟が無い。理由は以上です」

「そんな〜〜〜」

A・Tで強くなりたいと言った上に、覚悟を問われたときも疑問形で大丈夫と答えた初春。

そんな気持ちの人には渡したくなかった。

なにより、A・Tを強くなるためだけの道具と思ったのが少しだけ許せなかった。

宗像とA・Tの事で話した時も、空が気持ちよさそうだと言っていた。
入院中の黒妻と話した時も、跳んでいる信乃を見て楽しそうだと言っていた。

だから2人にはA・Tを作り渡したのだ。自分と同じく空が好きな人間だから。
(例外を言えば位置外は自作している)

ふざけたような言い方で初春を断ったが、その中身はかなり固く決心があった。

「A・Tを履きたかったらもっとまともな理由にしてください。

 佐天さん、宗像さん、つーちゃん、黒妻さん、
 全員そろって≪小烏丸≫の初合同練習に行きますよ!」

「はい!!」「あぁ」「・・・はぃ」「うっしゃ!」




つづく

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