族結成
Trick33_軽い、羽みたい!!
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えろ。断るにしろ優しく言え。そういうことだろう。
「了解しました。
時間もちょうどいいですし、書類はここまでにしてパトロールに行ってきます。
宗像さん、つーちゃん、黒妻さん、パトロールに行きましょう」
「わかった」
「・・・・・・はぃ」
「おう!」
いつでも無機質な声の宗像、消えそうな声の位置外、
書類から解放されて喜びの声の黒妻が返事をした。
「あ! 私も行きます!! 昨日の返事を佐天さんに言いに行くんですよね!
私も一緒に聞きますよ!」
一応は佐天と同じ時に同じことをお願いした初春と
「わたくしも行きますわ。お姉さまは佐天さんと一緒にいると言ってましたし」
御坂の居る所であればどこにでも行く白井も一緒に来ることになった。
「大丈夫だって、信乃にーちゃんなら教えてくれるって」
「で、でも、私なんかに教えてくれますかね? 私レベル0ですよ?!」
「信乃にーちゃんだってレベル0だし関係ないわよ」
信乃達と待ち合わせの公園ではすでに御坂と佐天が待っていた。
昨日は勢いでお願いしたが、一晩経って冷静に考えてみると
自分は相当恥ずかしいと思うことをしたことに気付いた(佐天目線で恥ずかしい)。
A・Tが楽しそうだということも、戦う覚悟があることも嘘ではない。
それは一晩考えても答えは変わらなかった。
だが、一番の理由は信乃と一緒に時間を過ごしたいということだ。
その気持ちを素直に出したらかなり自分は恥ずかしいことを言っていなかったか?と
今頃になって緊張している。
佐天の状態を見て御坂が励ましているという図がここにはあった。
「それに言ってたじゃない。断られても、もう一度頼んでみるって。
例え今断られても諦めないんでしょ?」
「何度も何度もお願いしたらウザイって思われませんかね?! 信乃さんに
嫌われたりしないですかね?!」
「大丈夫よ」
「ほんとにほんとですか?!」
「でも、判断材料を増やさずに、ただ単純にお願いするだけじゃ断りますけど」
「やっぱりダメなんですか・・・・!?っ信乃ひゃん!?!?!?」
「どうも、あなたの生活に幸せをお届けする何でも屋の西折信乃です」
「いつからいたのよ、盗み聞きなんて趣味悪いわよ」
「あんな大声で言っていることを聞いて盗み聞き扱いとはひどいですね」
「うっ!」
佐天が気まずそうにうなった。
緊張からか無意識に大声になっていたようで、信乃と一緒に来ていた
メンバー全員が聞こえていた。
佐天と仲の良い初春と白井は苦笑いを浮かべていたが、宗像以外の残りの人は
おかしそうに笑っていた。
「話の途中に入ってくるのはダメ
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