ファルエシナ魔法学園に入学しました
新学期っていろいろあるよね
召喚には危険はつきもの
[1/2]
[8]前話 前書き [1]次 最後
「よしそれじゃあ今から魔武器を作るぞー。魔武器については中学の時に習っただろうから軽く説明するぞ」
いやいや!俺習ってないから困るんですけど?慶次俺の存在忘れてない?
「魔武器はこの魔石にてめーの魔力を流して作るんだ。作られる武器は持ち主の戦い方にあったものが作られる。魔武器には『武魂』と言う魂が宿っている。武魂は持ち主の込める魔力によって強くもなるし弱くもなる。まあ、百聞は一見に如かずだ。やってみー」
「おーい流弥、愛咲!魔石持ってきたぞー」
両手に紫色の魔石と呼ばれる意思を持った剣が俺たちの方に駆け寄ってきた。あ、剣と佳奈は闘技場にくるまでの道中で仲良くなってたっけな。
包みから新しいチャプス(ストロベリーミルク味)を取り出し口に含む。よし、やる気は十分!サクッと終わらせますか。剣から魔石を受け取り魔力を込める。
すると魔石から閃光が発せられる。
「いきなり光りだすなよ!ってあれ?何だこの刀」
魔石の代わりに右手に握られている二つの刀。一つは鞘と鍔は闇を連想させるほど黒く、柄は赤、黒の二色が斑模様のようになっている。刀を抜くと刃は鞘とは対照的に光を連想させるほど光沢が見られる。
もう片方の刀は鞘と鍔が先ほどとは真逆の純白で、柄は青、黒の斑模様になっている。刃は同じように光沢が見られる。
『我を創りし者よ、我は炎と雷を司る武魂である。我に名をつけよ、さすれば主の矛となり生涯おぬしに従おう』
頭の中に流れてくる威厳のある男と女の声。恐らく声が武魂の声なんだろう。
「おい…大丈夫か流弥?」
閃光に包まれてから黙り込んだ俺を見て剣が心配しているようだ。同じように佳奈を心配そうにこちらを見ている。
「ああ大丈夫だ心配すんな。そうだな黒い刀が『炎桜』、白い刀が『雷桜』でどうだ?」
『炎桜と雷桜か…いい名だ。今日から神崎流弥を主都市認めよう!』
また刀から閃光が発せられた後、俺の目の前には足が消えている青年が浮遊していた。え?真昼間から幽霊?
「失礼な我は雷桜、炎桜の武魂である『雷火』だ。お主が神崎だな?これからよろしく頼む」
左手を胸に添えて一礼する雷火。どこで習ったそんな挨拶。
「よろしくな雷火。一つ質問なんだけど、刀は二つあるのに武魂はお前だけなのか?」
慶次は一つの魔武器に一つの武魂が宿ると言っていた。でも武魂は雷火しかいない。おかしくね?
「ああもともと雷桜と炎桜は一つの魔武器だからな。武魂は我だけなのだ」
なるほど。それなら納得いくな。
「よし、それじゃあー次使い魔召喚するぞー。一人ずつこの魔法陣に自分の血を流せ。いいか絶対に自分以外の血
[8]前話 前書き [1]次 最後
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ