暁 〜小説投稿サイト〜
転生者が歩む新たな人生
第30話 新学期が始まる前に
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、学校や授業に遅刻するなどした場合、いないものとして無視することにし、絶対に新田先生共々フォローしないこととした。

 周りの先生は若干顔を引きつらせていたが、意見を言ってきた先生に「じゃぁ、替わってください」と笑顔で言ったら、モゴモゴ言って引き下がった。

 ………、替わってくれたら良かったのに。

 なお、朝の職員会議にも出ないようなら、担当の英語−−と言っても3−Aしか受け持ちがないが−−以外、ホームルームにも出なくて良いと決定させた。
 「さすがにそれは厳しくないか………」とか言う先生もいたが、「じゃぁ、替わってください」と笑顔で言ったら、以下略だった。

 後、「一身上の都合でこの春休み中に名前が変わった」と報告し、サギ・スプリングフィールドから遠坂(とおさか)(あきら)に呼び方や書類を変えてもらい、「義姉(あね)と一緒に住むことになったから」と女子寮の管理人室を出て、戸建ての住まいに住むことも併せて報告した。

「ふぉ?」

 とか、学園長は慌てていたが、一切無視した。
 ついでに源先生経由でネギに管理人室に住むように伝えてもらい、部屋の鍵も渡した。

 学園長はそれを聞いて猛反対していたが、オレ以外の先生から「先生と生徒が同じ部屋に住むのは………」と至極まともな意見が出たことによって沈黙した。「子供を1人で住まわせるのは………」という意見もあったが、「じゃあ、貴方が一緒に住めば? そもそも同僚ではなく、生徒に負担をかけさせてる今の方がおかしいでしょう」というのと「何故新学期に移るに当たって改善しなかったのか」という意見の前に撃沈していった。

 ま、これで神楽坂のストレスも少しは減るだろう。

 管理人室と言っても同じ寮内なんだから、3−Aの生徒らがなんだかんだ言ってネギをフォローするだろうから、餓死とかはしないだろう、多分。

 ま、遅刻は増えるだろうけど。
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