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ソードアート・オンライン stylish・story
第四十一話 交錯する想い
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さ】を感じたリーファは落ち着きを取り戻したのか少し穏やかな表情になる。

「修也さん・・・それって」

「悪ぃな。俺は不器用だからこんなやり方でしか俺自身の気持ちを伝える事が出来ねぇ。俺は・・・君が好きだ」

シュウはそう言うと片手でリーファの後頭部を支え、より強く自分の方に引き寄せた。リーファもゲームでは他のプレイヤーの体温を感じる事はないが、シュウの温かさと優しさに嬉し涙を流しながら、両手をシュウの腰に回しそれをもっと感じた。

「嫌か?・・・スグ」

「いや・・・じゃないです。嬉しいです、修也さん」

「そうか。ありがとな」

そう言うとシュウとリーファは一旦離れて向き合った。二人とも流石に恥かしかったのか顔を少し赤く染めていた。

「修也さん。私の事を好きって言ってくれて本当に嬉しいですけど、少し時間を頂いても良いですか?」

「ああ。俺は何時でも待ってるぜ?それとここではシュウだ。そこん所はよろしくな?リーファ」

「うん!シュウ君!これからもよろしくね」

「こちらこそよろしくな」

二人は先程のわだかまりを消し飛ばす様な笑顔を浮べて、握手を交わした。そしてキリトの位置を確認してその場所に行こうとすると・・・

「おじさん!!リーファさん!!」

と大声を上げながらピクシー状態のユイが寝室に飛び込んできた。シュウはユイを両手の上に乗せると問いかけた。

「ユイ!?何かあったのか?それに・・・キリトは?」

「パパが・・・パパが一人でグランドクエストに挑みに行きました!!」

「えっ!?」「何だと!?」

二人は血相を変えて、ユイに何故そんな事になったのか経緯を聞きながら急いで移動し始めた。

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