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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第116話】
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てティーカップも温めたやつを用意している。
お湯も沸騰したお湯を用意しているので味は保証出来るだろう――これも、成樹が淹れ方とか説明してくれたからだ。
もちろん、気軽に飲みたいならここまでしなくても良いと言うが……この辺りは個人の趣向もあるだろう、もちろん好みもだが。
「お待たせいたしました――どうぞ」
そう簡素に言い、ティーカップに淹れたダージリンをセシリア、シャル、ラウラへとカウンターの席順に渡していく――そして、最後に俺の分のダージリンを出した――。
簡素に言ったのは、成樹自身が緊張しているからだ――表情には絶対出さないが、内心はかなりテンパっているだろう。
三人各々がティーカップに口づけし、一口こくり……と飲む。
「ん……美味しい…」
「そうだな、私も美味しいと思う」
シャル、ラウラの二人は素直に美味しいという感想を言った――一方のセシリアは。
「……そうですわね、点数を付けますとわたくしとしては…六十五点――といった所でしょうか――ですが、これからもっと色々な紅茶をお淹れになれば直ぐに上達するとわたくしは思います。――すみません、初対面なのに偉そうに言ってしまって……」
感想を言い切るや、直ぐ様申し訳なさそうに頭を下げたセシリアだったが、一方の成樹は。
「いえいえ、謝らないでください。そう言っていただけるのは僕としても嬉しいですから。――ふふ、次に皆様が来られるまでにはもう少し美味しく淹れる様に勉強しておきますよ」
ホッと一息つき、素直な感想を言ってくれた皆にお礼を言う成樹――俺も一口飲むが――確かにいつもの成樹らしくない味だった……どこか一つ、行程を飛ばしたのだろうか?
――それでも、十分美味しいんだけどな。
それから暫くしてショートケーキも出されて三人は食べ始めた。
此方は皆が絶賛したから成樹も安心したようで。
こんなことなら俺も頼めば良かったと少しだけ後悔した。
そんな夏の午後の一時――また時間があれば今度は美冬や未来も呼んでお茶会したいと、素直にこの時は思った――。
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