例えばこんな日記ののぞき見はイケナイ気分になっちゃう
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やるし、あいつが良しと言えば断固として良し、そういう存在だ。
それにしてもアートマンめ、いつも何考えてるかわかんない男だがまさか聖書を足蹴にする人造人間製造なんて真似までやるやつとは知らなかった。
「というか君は感情無いんだろ?なら自分の遺伝子がどうなろうと”関係ないしどうでもいい”はずだよねぇぃ〜?」
「・・・・・・うるせぇ」
「という訳でちょっとゴエモン少年の精子搾取してくんない?君の卵子はあるけど彼のはないからあれば研究が」
「死ねっ!!!」
ぶつん。
公序良俗なんぞ知ったこっちゃねえと言わんばかりにダイナミックなパワハラをかましてきたあいつが何だか無性に腹立つ。これは矛盾だ。私には何もないのだから”関係ないしどうでもいい”のだ。そのはずなので当然”苛立ち”という感情が生まれることはあり得ないのだ。
なのになぜ私は・・・感情があるかのように振る舞ってしまったのか。
擬似人格とベース人格の分離が出来なくなった?否定。分離はできている。
今更感情を得ようとしている?それも否定。それならば擬似人格をベース人格と融合させればいい。
「だったら何だ。まさか求めてるってのか?作り物の居場所を真田の横に置こうとしてるってか?それでそこに収まろうとでも?」
馬鹿が考えそうな馬鹿馬鹿しい馬鹿の三文芝居染みた馬鹿の塊だ。否定できない自分が何よりも馬鹿の証拠。
私はもう何も求めていない。求めていないはずだ。求めてなど・・・・・・・・・・
明日も無感動で無意味で無価値な1日だよな?今更違うなんて言われたって、私はもう知らんぞ。
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