例えばこんな日記ののぞき見はイケナイ気分になっちゃう
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くなってしっかり文字が書けていない)
4月30日 篠ノ之箒の手記
また真田のもとに来てしまった。なんとなく彼は他人のような気がしないのだ。
それに前に真田に教えてもらったアドバイスは結構上手くいったと思う。あれ以来ちょっとだけ自制も利くようになったし逃げられることは減った。だからひょっとして今回も、と心の何処かで甘えていたのだろう。
でも真田はその甘えに嫌な顔一つせず真面目に相談に乗ってくれた。そうか、料理か・・・分かった、頑張ってみよう!上手くできた暁には真田にも食べさせてあげるからな。待ってろよ二人とも。
・・・はっ!?いつの間にか一夏と真田の優先順位が同列になっている!?い、いや気のせいか。
5月2日
「・・・この学園の連中日記書きすぎだろ」
思わず突っ込んでしまう。自分の手記はまだしもひょっとして日記が流行っているのだろうか?
というかおい中国。その弾と蘭っていったいどんな関係の誰だ。私たちは付き合い超短いぞ。
そして更識。お前どれだけ笑ってるんだ。この日記を盗み見る前も思い出し笑いしてたろ。そんなに面白かったかそれ?ついでに篠ノ之、てめーの予感は当たりだ。諜報部の情報によると真田の家系は元々600年ほど前に篠ノ之から派生してるからお前ら遠い親戚だ。
「それにしても・・・はぁ。トラッシュもアートマンも何考えてんだか・・・」
本来私の日記など集める必要はなかったのにアートマンの命令にトラッシュが便乗する形でこんなものを集める羽目になった。
トラッシュはまだわかる。あいつはこんな界隈にいるくせに恋だのラブだのがやたら好きだから学生の日記を見たがってもおかしくはない。だがアートマン、てめーは何故私の日記を見たがる。てめーはいつも狂ったようにキメラみてえな化け物とか巨大蟲とか創ってニヤニヤしてる奴だろうが、さっぱり意味が分からんぞ。
分かんないので通信繋いでみた。
「おいくそったれアートマン」
「一応上司に当たるわがはーいに何たる無礼。許すん!」
「てめーは何故私の日記を見たがった?」
「何でってそりゃおめーこの前送って来られたゴエモン君のDNAサンプルとお前さんのDNA組み合わせてハイブリッドトンデモ人間作るから記憶刷り込みの参考に」
は?(威圧)何だこいつ頭湧いてんのかそれとも記憶刷り込みとかわざと私の記憶掘り起こそうとしてんのかよーしどっちもだなケンカ売ってんだな。つーか勝手に私のガキ作ってんじゃねえよ。
「待ちやがれてめー何作ってんだカスが!!おいこらヒポクリットの許可得てやってんのか!?」
「許可貰ってるよー」
「何考えてんだあいつぅぅーーー!?!」
ヒポクリットは上司オブ上司、S.A.の元締めだ。あいつがやれと言ったら必ず
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