第二十話 悪魔のような風邪
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桐皇戦当日。
朝から体調が優れないのは知っていましたが試合のことを考えて重い体を動かして学校にやって来ました。
学校内では回りに気遣いマスクを着用して周囲のみんなに風邪を移さないように努力はしました。
また僕の風邪がそこまで酷いようには見えないように芝居をしたりしたためかいつも以上に疲れてしまいました。
しかし問題が起きたのはお昼休みです。
僕が何時ものようにお弁当を食べるとすぐn気持ち悪くなり食べるのをやめてしまったんです。
それを見ていたクラスの友達が僕を保健室まで連れていき無理矢理先生に診断を受けるように言われました。
僕も観念して先生の診察を受けることにしました。
なぜ素直に受けようと思ったかと言いますと朝の時点で熱はそこまで高くなく強制的に帰れと言われるほど高くは無かったのです。
しかし熱が朝のままとは限りません。
僕は体温を測る際に脇をおもいっきりではなく軽くしめました。
ホッとして数十秒待つと体温計が音をならしました。
体温を見てみると朝から想像以上に上がっていました。
38.6℃。
かなり高い体温です。
保健室の先生はすぐに僕を家に帰らせました。
家に帰りながら僕は風邪と僕自信にイラつきました。
風邪にイラつくのはもちろんですが僕は僕自信によりイラつきました。
スポーツマンとして体調管理が出来ないとは恥ずかしい事だからです。
今日僕が試合に出れなくなったせいで可能性を下げたと思われます。
それは仲間の勝率を下げているのでとても申し訳のないことです。
最悪の事態を考えると決勝リーグの全ての試合に出れないことも予想できます。
また今日の試合に負けたことが原因でそれ以降の試合に支障が出ることも予想できます。
「クソッ!」
僕は自分を攻めました。
先輩たちや火神、一年生、それにクロちゃんにも迷惑をかけてしまった自分を攻めて。
僕は家に着くなり一秒でも早く治るようにすぐに薬を飲んでベットに入りました。
一試合でも早く出れるように。
みなさん。
おはようございます。
今は五時半です。
約四時間寝たおかげか今さっきよりは良くなりました。
しかしいまだに37.4℃あります。
でもこれならいけそうです。
僕は制服に着替えて会場に向かいました。
多分後半までにはつくと思います。
僕は急いで会場まで向かいました。
予想通り前半は第2Qの最後ギリギリ出れるくらいになりそうです。
六時二十分。
会場に着きました。
それと僕のとなりに何故か青峰くんがいます。
「珍しいーな。オマエが試合を遅れて来るなんてよ。」
「僕からすれば青峰くんがどうして遅れたのかが気になります。」
「そりゃー、ただの寝坊だ。」
「試合の日くらい居眠りしないでください。・
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