−妖怪VSアマゾネス−
[4/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ニヤのフィールド魔法により、二人を包むようにコロッセオに金網が張られる。
「アマゾネスの死闘場…聞いたことがないカードだな…」
閉じこめられた三沢が呟く。
三沢が知らないなら、他のみんなも知らない。
「アマゾネスの死闘場が発動した時、お互いに600ポイントライフを回復する。」
三沢LP4000→4600
タニヤLP4000→4600
「誇り高き、アマゾネスの死闘場で戦えることを光栄に思うが良い!アマゾネスの聖戦士で、牛頭鬼に攻撃!聖剣の舞!」
たった100の差だが、アマゾネスの剣により、牛頭鬼は破壊されてしまう。
「…このくらいのダメージは必要経費だ…!」
三沢LP4600→4500
「…!?闇のデュエルでは…ない…?」
三沢が、自分の身体を見て言う。
そういえば、闇のデュエル独特の重苦しい雰囲気がない。
ただ、デュエルをしているだけのような…
「気づいたか。これは、闇のデュエルではない。」
「何だと!?」
タニヤの言葉に、三沢は驚愕する。
それはそうだろう。
自分は闇のデュエル…命懸けのデュエルをしていると思っていたのだから。
「何故だ!?」
「だってぇ〜あなたの魂なんていらない!私は、あなた自身が欲しいの!」
………!?
急に、女の子らしい言葉使いと仕草をするタニヤ。
正直、似合わん。
三沢も、頭が真っ白になっているようだ。
「そういえば言ってなかったな。このデュエルで貴様が負けた場合、」
場合?
「タニヤのお婿さんになってぇ〜!」
…戦士の声と、女の子の声を使い分けるせいで、なおさら違和感が酷い。
「タニヤ、お前が負けたらどうするんだ?」
三沢の質問に、タニヤは迷わず即答した。
「私が三沢っちのお嫁さんになってあげるぅ〜!」
…おい、勝っても負けても変わらないぞ。
「…なんか、馬鹿らしくなってきたわ。」
「…そう言うな、明日香…」
選ばれなくて良かった…
「貴様を嫁にする気など毛頭無いが、負ける気はない!」
「ならば行くぞ!アマゾネスの死闘場の効果を発動!攻撃宣言をしたプレイヤーは、モンスターで戦闘を行う度に、ダメージステップ終了時に100ライフポイントを払う事で相手ライフに100ポイントダメージを与える!」
地味な効果だなおい!
幻魔の扉のようなカードでなくて良かったが、それは微妙だろう…
「このカードは、モンスターだけではなく、デュエリスト本人が戦うカードだ!行くぞ、三沢っち!」
タニヤの姿が、ソリッドビジョンとなってモンスターゾーンに現れる。
「なんだこれは!?」
三沢の姿も同じように、
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ