暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX−音速の機械戦士−
−妖怪VSアマゾネス−
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ニヤのフィールド魔法により、二人を包むようにコロッセオに金網が張られる。

「アマゾネスの死闘場…聞いたことがないカードだな…」

閉じこめられた三沢が呟く。

三沢が知らないなら、他のみんなも知らない。

「アマゾネスの死闘場が発動した時、お互いに600ポイントライフを回復する。」
三沢LP4000→4600

タニヤLP4000→4600

「誇り高き、アマゾネスの死闘場で戦えることを光栄に思うが良い!アマゾネスの聖戦士で、牛頭鬼に攻撃!聖剣の舞!」


たった100の差だが、アマゾネスの剣により、牛頭鬼は破壊されてしまう。

「…このくらいのダメージは必要経費だ…!」

三沢LP4600→4500

「…!?闇のデュエルでは…ない…?」

三沢が、自分の身体を見て言う。

そういえば、闇のデュエル独特の重苦しい雰囲気がない。

ただ、デュエルをしているだけのような…

「気づいたか。これは、闇のデュエルではない。」

「何だと!?」

タニヤの言葉に、三沢は驚愕する。

それはそうだろう。

自分は闇のデュエル…命懸けのデュエルをしていると思っていたのだから。

「何故だ!?」

「だってぇ〜あなたの魂なんていらない!私は、あなた自身が欲しいの!」

………!?

急に、女の子らしい言葉使いと仕草をするタニヤ。

正直、似合わん。

三沢も、頭が真っ白になっているようだ。

「そういえば言ってなかったな。このデュエルで貴様が負けた場合、」

場合?

「タニヤのお婿さんになってぇ〜!」

…戦士の声と、女の子の声を使い分けるせいで、なおさら違和感が酷い。

「タニヤ、お前が負けたらどうするんだ?」

三沢の質問に、タニヤは迷わず即答した。

「私が三沢っちのお嫁さんになってあげるぅ〜!」

…おい、勝っても負けても変わらないぞ。

「…なんか、馬鹿らしくなってきたわ。」

「…そう言うな、明日香…」

選ばれなくて良かった…

「貴様を嫁にする気など毛頭無いが、負ける気はない!」

「ならば行くぞ!アマゾネスの死闘場の効果を発動!攻撃宣言をしたプレイヤーは、モンスターで戦闘を行う度に、ダメージステップ終了時に100ライフポイントを払う事で相手ライフに100ポイントダメージを与える!」

地味な効果だなおい!

幻魔の扉のようなカードでなくて良かったが、それは微妙だろう…

「このカードは、モンスターだけではなく、デュエリスト本人が戦うカードだ!行くぞ、三沢っち!」

タニヤの姿が、ソリッドビジョンとなってモンスターゾーンに現れる。

「なんだこれは!?」

三沢の姿も同じように、
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