不思議なT・波乱の予感
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そうとした時…
「良いじゃん…。」
「!」
なんとヴィータが承諾した。
「コイツは私のアイゼンを素手で止めてみせた…。それに闘い方が真っ直ぐだった…。私はこういう奴嫌いじゃない…。」
それに…と付け加えると…
「今後はリベンジしてやる…。」
と呟く…。「で、でも…」
シャマルがおどおどしていると…
「タダとは言わねぇ…。俺のリンカーコアを削れ…。」
「「「「!」」」」
リンカーコアとは魔導士が魔法が発動する上でパワーを発すいわばエネルギー源でもある。体内にこれが無ければ魔法は使えない。無論、それを削る、ダメージを与えるということは今後の活動に支障をきたし兼ねない。
「良いんですか?」
シャマルは訊ねる。
「ああ、遠慮はするな…。お前達の事情は知っている…。それにこの子もお前達の主と同い年なんだ…。」
宗吉は微笑む。シャマルは少し難しそうな顔をするとどこからか古めかしい本を取りだし、宗吉に右手を向ける…。
「ぐう…」
すると、宗吉の胸辺りに黒い渦が現れ、白く輝く物体がでてくる…。同時に本が怪しい光を放ちながら浮かび上がりページが勝手にめくれていく…。すると、物体は本に取り込まれてしまった…。
「終わりました…。」
シャマルが呟くと本がそのまま彼女の手に収まる…。
「ぐ…」
少しふらつく宗吉…。
「大丈夫ですか?」
シャマルが心配そうに声をかける。
「ああ…問題無い…。それよりこの子を…」
翔子をシャマルに託す宗吉…。顔には嫌な汗が伝っている。
そうして翔子は傷は完治し、現在普通通りの生活をしているのである。
そんな事は全く知らず白い制服を身に纏い通学路をかけていく翔子…。宗吉は苦笑しながら彼女を見送った…。
そして、数十分後…。
翔子は学校の自分の席に着席していおり、帽子を大事そうに手入れしている。友人のすずかやアリサもなのはの席でお喋りをして談笑している…。翔子も一瞬だけ混ざろうかと思っがやめた…。しかし、その会話に耳を傾ける。
「知ってる?転校生来るんだって!」
アリサの声だ。少し興奮しているようだ…。
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