骸骨魔帝とアイドルと神話
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役職、会長なのだから。
「リョウガくん…君の新しい名前にささやかな祝福をさせてもらうよ。」
鴻上は白い生クリームのケーキの上にトッピングのチョコを置く。それは、キバの刻印を模しているように見えるが翼の間に骸骨が居座っているのでそれとは別物。正式な名前は無いが言うなれば『SKLの刻印』と言うべきか……
「会長!…お?新しいケーキっすね!」
そこへやってくる1人の若く浅黒い男。顔の彫りは深いがその肌はアジア系のそれを思わせる。その背にはミルク缶が引っさげられている。
「アキラくん、待っていたよ!さあ、そこに座りたまえ!そろそろ、エイジくんも来る。」
会長は男をかなりフカフカそうなソファーに座らせる。俺の名は『アキラ・G・ダイソン』。この鴻上ファンデーションの社員である。
「それで、アキラくん!メダル集めは順調かね?」
「いえ、最近、ヤミーやグリードよりドーパントとかはぐれファンガイアの相手が主流なんで赤字ぎみなんすよ。貯金もそろそろ切れそうだし…」
「そうか…確かにバースだけでは燃費が悪いか…。やはり、エイジくんのオーズやリョウガくんたちの協力が必要だね。」
その後、2人は業務の話を始める…。お互いに神妙な顔をしているがどこか楽しそうにも見える。
ピンポーン!
「お!どうやら彼が来たようだね…入りたまえ!!」
しばらくすると、部屋に来客を知らせる鐘が響き、鴻上は待っていた人物を招き入れる。
「会長!アキラさん!お久しぶりです!」
「エイジくん!待っていたよ!」
「よお、パンツ怪人。久しぶりだな。」
「アキラさん、その呼び方止めて下さいよ〜!」
入ってきたのはアキラとそう歳が変わらなさそうな黒髪に細い三つ編みの青年。服装や髪型も独特でどこかの民族を思わせる。彼の名は『エンテイ・エイジ』。
「エイジくん、アンクくんはどうしたのかね?」
「今は別行動です。それと、今回のメダルです。」
エイジは引っさげていたアタッシュケースを鴻上に引き渡し、鴻上は中身を確認すると「素晴らしい!流石、仮面ライダーオーズ!」と叫びケースを閉じる。
『やれやれ、相変わらずだな。』
同時に赤い羽がヒラリと落ちると突然、金髪の目つきの悪い青年が現れる。赤を基調にしている服装だがその右腕はその赤と同様な色をした異形のモノであった。
「アンク、どこ行ってたの?」
『ふん、何処だって良いだろ。』
彼はアンク。エイジの相棒であり、鳥系怪人グリード幹部なのである。怪人なのだが一応、鴻上たちに協力している。
『で、なんだ?俺達を呼び寄せて話があるなんて余程のことなんだろ。さっさと話せ。』
「まあまあ、アンクくん。知りたいというのも立派な欲
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