骸骨魔帝とアイドルと神話
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マ化した奴で、この子が主演なのよ。』
「ほお〜……」
『アンタが連れてきた時はビックリしたのよ。ホントに……』
恋空時雨についてアイクが説明するも、当のリョウガは反応が薄い……というより適当。彼にとってドラマ…ましてや少女マンガで描かれるような内容は彼にとっては興味が皆無なのだろう。
「んなもん、ジャ○プにもマガ○ンにもなかった気がするんだがな。」
『全部、少年誌じゃない!』
この始末である。
『そう言えば、夏希さん…』
『今日、仕事ないの?』
ここで、今まで黙っていたブランカが口を開いた。夏希は一瞬、固まるとやがて、全身から嫌な汗が流れ出す…。
「ねえ、今何時!?」
「あ?だいたい9時ぐれえじゃねえか?」
「嘘!?」
慌てだす夏希。今日は平日。基本的、どの職業も普通に仕事がある日。
「ち、遅刻だ!!!?」
それはアイドルである彼女とて例外ではない。
「やれやれ、場所どこだ?」
「潮先港…なんで?」
見かねたリョウガが場所を聞き、夏希は頭に疑問符を浮かべながら答える。そして、彼女はこの行動を後々、後悔することになる。
「スカルバット!」
『ガブ…』
リョウガは懐からキバット三世をまるで骸骨にしたようなもの『スカルバット』を取り出し腕を噛ませる。すると、彼の全身に禍々しい黒い模様が噛まれたところから伸び、腰に黒いベルトが巻かれる。
「『変身!』」
そして、彼は異形の鎧を纏い頭に例の骸骨が収まるとその姿を仮面ライダーダークキバSKLに変える。
「じゃ、舌噛むなよ。」
「な、何するんですか!?」
驚く夏希だがダークキバSKLは気にせず彼女を肩に担ぐと…
「ちょっといってくるぜ。」
「キャアァァァァ…!!!!」
全力疾走で部屋から飛び出す…。そのあとは夏希の悲鳴が尾を引いていった……。
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鴻上ファンデーション
社長室…
「ハッピーバースデー、トューユー♪ハッピーバースデー、トューユー♪」
ビルの高層に位置し、街一帯を一望出来る窓を持つこの広い部屋には派手なシャンデリアがぶら下がり、赤いスーツを着た太めの中年の男が陽気に鼻歌を歌いながら自らの作ったケーキにトッピングをしていた…。中々シュールな光景である。
「ハッピーバースデー…ディア…」
「スカルカイザー…いや、ダークキバSKL…………ハッピーバースデー、トューユー♪」
男の名は『鴻上光生』。通称、会長。何故なら彼はこの、鴻上ファンデーションの一番偉い
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