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銀河英雄伝説〜新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)
第二百五十八話 これは戦争だ
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その方が良いだろう。ヴァレンシュタイン元帥暗殺だけなら帝国と地球教の問題だ。だがサイオキシン麻薬を使用しているとなれば話が違う。見過ごしには出来ない」
ホアンの発言にトリューニヒトが憂欝そうに首を横に振った。
「それも有るがこのままでは帝国を追われた地球教徒が大挙して同盟に押し寄せるだろう。連中はもう後が無い、この国で一体何をしでかすか……。強制捜査で地球教を叩く、連中に同盟に行くのは危険だと思わせなければ……」
苦い口調だ。なるほど、そちらの方が危険か。放置すればテロリストを抱え込む様なものだ。
「捜査には憲兵隊を使う。警察では対応できない危険性が有るからな」
「まるで戦争だな、トリューニヒト」
僅かだが揶揄が入っていたかもしれない。だがトリューニヒトは怒らなかった。珍しいほどに生真面目な表情で答えた。
「その通りだよ、レベロ。これは戦争だ、地球教を甘く見る事は出来ない……」
トリューニヒトの言う通りだ、厄介な事になった……。
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