暁 〜小説投稿サイト〜
Sword Art Online -Story Thirty years from now-
第一部〜出会い〜
Episode3
〜始まりの時〜
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Yuiが消え去り、暫しの静寂が流れたのち、多くのプレイヤー達は我先にと街から出て、狩りに向かおうとする。そんな中、俺たち二人は、いまだ情報の把握に努めていた・・・
「まず、これはALOとは違い魔法がない以上、攻略はすべてソードスキルが中心になる。」
俺は冷静に情報を分析しようとしていたが「そりゃそうでしょ、初代SAOの再現なんだしさ」と少女剣士は答える。がどう考えても、普通にソードスキルのみで戦うことを考えれば、128名ものプレイヤーがすでに退場になっているとは考えられない。
「おそらく、ALOなどで魔法特化で戦ってきたプレイヤーやGGOで銃しか使用しなかったプレイヤーがやられたと考えるべきか。」「え?経験あるんだし、そんなにすぐにやられたりはしないでしょ」と少女剣士は答えてくれる。
「だが、どう考えても、第一層でそんな大勢のプレイヤーが退場になるとは考えづらい」「そんなの考えてても仕方ないよ、私たちもLv上げしていかないと、他の人たちに≪Kirito≫討伐奪われちゃうよ」と少女剣士は言ってきた。たしかにこのまま考えてても仕方がない。
「じゃぁ一度夕食を食べて、一時間後に待ち合わせて一緒に狩りをするかい?今の時間はちょうど18時だし」と俺は切り出した。
「そうだね。じゃぁ夕食後に会おうね。私も食べてくるよ」と、少女剣士はシステムメニューを表示し、ログアウトしようとする。
「ちょっとまった!!とりあえず、お互いの自己紹介とフレンド登録は今やっておこう。そうすれば、お互いにログインもわかるしさ。俺の名前は≪Yakumo(ヤクモ)≫短剣をベースに鍛えていこうと思ってる。」「あっ、まだ事項紹介してなかったね。私は≪Silvey(シルヴィ)≫細剣でやっていこうと思ってるよ。」とお互いに自己紹介をする。そして俺はフレンド登録申し込みボタンを押し、シルヴィにフレンドを申し込んだ。すぐさまシルヴィはOKのボタンを押し、フレンド登録は完了する。
「それじゃ、1時間後にここで会おう」「うん。またあとでね。」と俺たちはお互いに挨拶を済ませ、一度ログアウトする。
そして現実世界の自分の部屋へと意識が戻り、俺はナーブギアを外し、部屋を出て食卓へ向かう。
「母さん、晩飯は何???」と俺はキッチンへ入る。
今日の晩飯はハンバーグ。俺の好きなものではあるが、今はSAOが気になり、味がわからない。
あのときユイは確かに『第百層にいるゲームマスターであるパパを倒すことです。』と言った。となると、キリトはデータではなく本人がログインしている可能性がある。しかも最強のゲームマスターとして・・・
だが、同時に第百層においてキリトと1対1で戦うことがこのゲームの目的だが、それを考えると、ギルドの価値はどうなるか、おそらくとしか言いようがないが、伝説の英雄たちがそれぞれどこ
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