第0話 プロローグ
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ソードアート・オンラインベータテストそれは大量の応募者の中からたったの1000人しか当選しなかった。そのベータテストに当選した人達は相当の運をもっているだろう。そして俺こと我龍仁はそのベータテストに当選することが・・・出来なかった
俺はそのショックでその日は部屋で項垂れていた。
「なんで俺が当選しなくてあいつが当選するんだよ・・・ハァ」
俺の声が自分の部屋に虚しく響きわたる。
俺がナーヴギアでソードアートオンラインというVRMMOが発売されるという情報を知ったとき、その興奮そのままにその情報をある人に教えにいったのだ。そしてその情報を教えた人物がソードアートオンラインのベータテストに当選し、俺の幼馴染みの結城琴美である。結城家は会社営業などで成功しておりいわゆる大金持ちというやつだ。まぁ結城家には劣るが俺の家、我龍家も意外にお金持ちであり結城家とも関係があったりするのだが。そしてこの頃俺の家がお金持ちじゃなかったら琴美と遊んだりなどできなかったのではないのだろうかなどと考えたりもする。
「仁、電話だよ〜〜〜」
下から大き目な声が聞こえてくる。今俺を読んだのは俺の妹の祐美だろう。いつも道理そんなに声を出さなくても聞こえるのにと思いながら俺は部屋を出た。
「いつもいうけどなぁそんなに大きな声で」
俺がそう言い終わる前に俺の声は祐美の声で遮られた。
「そんな事どうでもいいから早くして〜 琴美お姉ちゃんが早くって言ってるよ〜」
どうやら電話の相手は琴美らしい。祐美が琴美を琴美お姉ちゃんと呼んでいるのは小さなときから祐美は琴美と遊んでいたため俺の幼馴染というより自分のお姉ちゃんのという方がしっくりくる様になってしまったようだ。それより今は電話のほうが重要だ。まぁ電話の内容がちゃんとしていればの話だが・・・
「今電話変わったぞ、用件は何だ?」
すると少し間をおいて琴美は何を思ったか笑い出した。
「いや何?アハハハわからないの?」
俺は嫌な予感がして電話を切ろうとした。しかし切る直前で感づかれたのか電話から声が聞こえてきた。
「まさか切ろうとしているんじゃないわよね?仁?もし切った場合、次に会ったときから呼び方、<仁>から<薄らハゲ>に変更しちゃうわよ?」
まったく恐ろしい奴だと俺は思う。もし本当にやる確証がないのなら切ることもできただろう。だがしかし俺は1回本当にやられたのだ。電話を切った次の日学校に行って教室に入り自分の机につこうとしたとき後ろから声をかけられたのだ・・・・・
「おはよう。変態さん」と、しかも教室中に聞こえるように大声で・・・
その日から俺の学校での呼び方は普通に仁と呼ばれていたのから変態さんに変更になったのだ。もうあんな恥ずかしい思いはしたくない絶対に!!
「いやいやいやいやそそれだけはやめてくれ!切らないから、
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