第十九話 夢の重み
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ダーツヴァイとでも言っておこうか」
「超勇者合体!!」
そのキーワードに蘇る絶大なパワーと操縦者への代償。そして恐怖。
「超勇者合体はお前に預ける。お前が要請すれば俺たちはいつでも超勇者合体をする」
ダグコマンダーツヴァイを持つはやての手が震えだした。
「できない・・・力君や飛鳥の命を使うなんて・・・できない!!友達の命を代償にさせるなんて」
その瞬間、力の表情が変わった。
「お前・・・夢があるんだって?」
「え?」
「甘ったれんな」
力の鋭い言葉が、はやてに突き刺さった。
「そんなに超勇者合体を背負うのが怖いか?それとも友達の命を預かるのが怖いのか?超勇者合体・・・確かにあれは危険だ・・・だがお前の今やろうとしていることの現実でもある。友達であろうとなかろうと人の命を背負わなくちゃいけない・・・そして日々命の危険の境をさまようことになる・・・俺の命を背負えないお前がそれを背負う覚悟があるか?」
力の言葉にはやては言葉を失う。
「俺は勝手にお前に命を預けた。それは俺が勝手に決めたことだからな。だけどな見ず知らずのお前に命を預けなくちゃいけない奴等も出てくる。そしてお前のやりたいことはそいつらの命も背負わなくちゃいけないんだ・・・命を背負う覚悟が無いなら・・・管理局を辞めろ!!」
それだけ言うと力は、はやての前から立ち去った。
愕然としている、はやて。
「ちょっと言い過ぎなんじゃないの?」
力の会話を聞いていた飛鳥は言った。
「良いんだよ。少しきつく言われたくらいで。大体な・・・あいつはあんな事で潰れる奴じゃない」
「さすが家来」
「お前良いのか?俺の勝手につき合わせて」
「良いって。あたしもあの子なら命を預けてみようかな」
「ウチは・・・ウチは・・・・」
突然のことに戸惑うはやて。ダグコマンダーツヴァイの恐ろしさに捨ててしまおうとも考えた。だが出来ない。
(・・・どうすればええんや)
すると管理局の警報が響いた。エイリアン襲来の合図だった。はやてはルシファードに乗り込むとヴォルケンリッターを待たずに緊急発進した。
『チェンジ!ルシファード!!パルサーカノン!!』
ルシファードのパルサーカノンが発射されるがエイリアンに効いていない。
『うああああああああああ!!』
ルシファードのはやては吹き飛ばされてしまった。
『主!!』
『はやて!!』
2体の新幹線、救急車、ドリル戦車、鷹が応援に駆けつけた。
『みんな!合体や!!』
『主!!』
『はやて!!落ち着けって!!』
『はやく合体や!!八神ファミリー!!フォームアップ!!!』
はやての焦りを感
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