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遊戯王GX−音速の機械戦士−
−新たな力withサンダー−
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に【ウィジャ盤】かどうかもわからない。」

「え!?」

【ウィジャ盤】意外の想像などしていなかったのだろう、明日香が驚きの声を出す。

「でも、万丈目くんはウィジャ盤を使って…」

「ウィジャ盤を使ってからと言って、【ウィジャ盤】だけとは限らない。何か、別の策があるのかもしれないな。」

明日香の疑問には、三沢が答えた。

今や観客席は、万丈目の一挙手一投足を見逃さないようにしていた。

「俺のターン、ドロー!
…兄さん!このターンで終わりだ!」

圧倒的に不利にも関わらず、万丈目は高々と宣言する。

「強がりはよすんだな、準!頼みのウィジャ盤も破壊され、お前に勝つ手段は残されてはいない!」

万丈目兄の正論を聞いても、万丈目は不敵な笑いを漏らす。

「それはどうかな、兄さん…こいつが、逆転に繋がるカードだ!魔法カード、《おジャマンダラ》を発動!」

おジャマンダラ!?

「ライフを1000払い、おジャマ三兄弟を墓地から特殊召喚する!」

万丈目LP4000→3000

残念ながら、俺はこのカードを知らなかった。

どんなモンスターが来るんだ…!?

そして、万丈目のフィールドに、三体のモンスターが現れる!


おジャマ・イエロー
ATK0
DEF1000

おジャマ・グリーン
ATK0
DEF1000

おジャマ・ブラック
ATK0
DEF1000

…なんだか形容しがたい物が、万丈目のフィールドに三体現れた。

なんだありゃ?

「ふざけているのか、準!何だそのカードは!」

万丈目兄が、怒り心頭といった様子で叫ぶ。

そりゃ怒るだろうさ、逆転に繋がるカードって言って、あいつらが出てきたら…


「こいつ等を馬鹿にすることは許さないぜ、兄さん!」


お、何か思い入れのあるカードなのか?

「確かにこいつ等は、攻撃力0で、見た目も性格も最低の雑魚モンスターだ!」

…おい、自分で言ってどうする。

自分は馬鹿にしていいのか?

「だが、俺はこいつ等に教えて貰ったことがある!」

何をだ?

『兄弟の絆をさ!!』

…!?

今、あいつら喋ったか!?
ソリッドビジョンにおいて、モンスターが雄叫びをあげることはある。

俺のフェイバリット、スピード・ウォリアーもそうだ。

だが、喋るモンスターなど、心当たりは一つしかない。

「精霊…」

カードの精霊。

一握りのカードにのみ存在し、精霊の存在を感じることが出来る人間も、また一握りだという。

万丈目のおジャマ達は、精霊なのか…?

「何か言った?遊矢。」

先程の独り言が少し聞こえたのだろう、明日香が不審そうにこ
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