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SAO─戦士達の物語
キャリバー編
百二十七話 かくて少女は少年を見る
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まれたせいか、若干不機嫌そうにも見える顔でリーファはレコンの方を向く。其処に少し探るような表情をしたレコンが居た。

「もしかして……リーファちゃん、いま、僕の事少し褒めてくれてる?」
「なっ…………!」
予想外の発言に、リーファの顔が紅潮する。
と言うのも、リーファ自身、言外にそう言うニュアンスを含んでいる事を、全く無自覚だったのだ。

「ちょ、調子に乗んな!!ただ、アンタも何もして無かった訳じゃないって言っただけよ!褒めるとか、そう言うのじゃないの!!」
「あ、はいっ!ごめんなさいぃ!」
再び拳を振り上げたリーファから、焦ったようにレコンが逃げ出す。そんな二人を見守るほかメンバーの眼が、サチとヒョウセツ以外やけにニヤニヤしたものであることには、二人とも気が付かなかったのだった。

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